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ネオンプラス4型、倭弓菜、倭巽

型式番号…ZEAX-04type4+

機体名称…ネオンプラス4型


頭頂高17.2m

重量47.6t


武器

23mm側頭部レーザー×2

86式ハイブリッドライフル

両刃型プラズマ・シュナイダー×2



簡易プロフィール


fleeceのN・E・O・N適合者対応の汎用量産型ZW。


ネオンプラス3型の改良発展機であり、クラネオンⅡを一般兵装化した量産型でもある。


既存のネオン系ZWと同様、高いN・E・O・N適性を持つパイロットが搭乗し、適した戦術換装をする事で真価を発揮するが、量産機である本機は第4世代型のVNFSとVNWSを搭載し、それに伴って簡易汎用化されたNシステムを搭載しており、N・E・O・N適性を持たないパイロットでも容易に操縦が可能になっている。


NEON適性の高低に左右されはするが、高性能・高汎用機で武装や操縦などに癖が無く、NEON適性を持たない一般兵もZWの操縦経験が有れば誰でも扱える上、VNWSとVNFSのサポートも充実していて新兵、熟練兵にも扱いやすい機体となっており、概ね好評の様子である。


武装はネオンプラス3型のハイブリッド・ライフルとファネオンの大型ソニック・グレイブを流用し、後期にはハイブリッド・ライフルに一発限りのステルス・グレネードが搭載され、正式採用されたストライク・リッパーや攻防一体のディフェンス・コードなども追加搭載している。

 各部フレームや統合汎装甲体ブロック・アーマーズは既存のネオン系ZW全てと互換性を持ち、換装システム「VNFS(ヴァリアブル・ネオン・フォルム・システム)」も改良・発展して継承しており、非常に高い量産性と整備性を誇る。

 クラネオンⅡとほぼ同程度の装甲強度と弾性を持ち、同時代の量産型ZWのなかでは高水準の耐久性を持つ。


クラネオンⅢと同じく、全身に大容量エネルギー受電・転換システム「サテライト・トランス・セイル」を搭載しており、送電システムの範囲内ならば、エネルギー切れに悩まされる事無く半永久的に稼動でき、送電システムの範囲外でも従来機とは比べ物にならないくらいに稼働時間が延長されている。


クラネオンとは違い、超出力エネルギー炉でもあるSJS.Mk-Ⅵは搭載しておらず、ネオンプラス4型には代わりに「サテライト・トランス・セイル」に対応した高出力プラズマ・イオン・ジェネレーターが搭載されている。

しかし、サテライト・トランス・セイルに対応したとはいえ、高出力プラズマ・イオン・ジェネレーターは中型ZWが搭載する一般的な動力であり、半永久稼働が可能といっても従来通りに定期的なメンテナンスを受ける必要があり、総合的に見ればクラネオンⅢのSJS.Mk-Ⅵに大きく劣る。


故にクラネオンⅢの擬似汎思念波駆動システムの廉価版を搭載してながらも、出力の問題でイメージフィールド(思念波障壁)は発生させられなくなっているが、NDに覚醒したパイロットならば問題なく思念波障壁を発生させられるようになる。

 現に四国征伐中の弓菜がディフェンス・コードと併せて思念波障壁を展開し、四国征伐後の光牙も本機の飛行で思念波障壁を展開している。

廉価版ながらも擬似思念波駆動システムを搭載しているため、思念波動能力者が搭乗する事で元々高い追従性が更に高くなり、とても量産機とは思えない柔軟かつ俊敏な動きが可能である。

 NDであり思念波動能力者でもある弓菜や光牙達は正に最適なパイロットであり、弓菜が搭乗した本機はスペックの倍近い性能を引き出して最新鋭機のイズロツや後期型ガロツⅢを相手に互角以上の戦いぶりをみせた。


因みにライトニング・ブレイド・アンテナが装備されていない事から、衛星連合側は本機を「眉無し」「角無し」「坊主頭」などと呼んでいるが、指揮官機やエース機などは強化センサーの一種であるシングル・ブレイド・アンテナが搭載されており、一般機も中期型以降はクラネオンに似た頭部形状をしていたりするので、渾名の由来はシンプルな頭部形状をしていた初期型だと思われる。


一般兵が搭乗する機体は所属によってグリーンやアイボリー基調としたカラーリングを、弓菜の搭乗する機体は深紅、巽の搭乗する機体はダークグレー、仁科暁が搭乗する機体はオレンジになっている。


四国征伐前まではやや劣勢ながらも一線を張っていたが、四国征伐で後継機のネオンプラス5型と量産型クラネオンⅢが実戦配備されたことにより、急速に第一線から姿を消していくことになる。


_______________


倭弓菜(ヤマト・ユミナ)


簡易プロフィール


政府機構fleeceのエースパイロットの一人。


浅野斎の娘。勝己の妹。光牙、結依菜、雫石、皐月の姉。

倭巽(やまと・たつみ)の嫁。

極阿残党の鳥羽輪廻(とば・りんね)とは幼馴染。

年齢は19歳で、政府軍での階級は少尉、後に中尉。


鳳級万能輸送艦テイロンの所属で「紅蓮のエース」といわれる。

深紅に染めた専用のZWに搭乗し、他を圧倒する激しい攻勢を見せる。


ベヘモス戦争時は光牙達と共に極阿に居住しており、ベヘモス軍の極阿襲撃で陸戦型エルグリムに追われるが、巽や輪廻ら仲間達と共に無事に逃げ延び、神楽坂とラバンのリグイース改に救われて以降、彼らと行動を共にする。

政府軍の輸送艦に搭載されていた準ネオン系ZW「ネティウス」に偶然乗り込み、全ての条件をクリアしたことからネティウスのパイロットとしてベヘモス軍との戦いに身を投じる事になる。


巽と輪廻も適性を持っていた事で三人ともネティウスのパイロットとなり、ネティウス3機で小隊を編成して多くの戦果を挙げたが、神威善一が暗殺された事で極阿が内紛状態になると、百一派として正統派を喧伝する善路派と戦うこととなる。

善路がクレージュに暗殺されると、ベヘモス軍の介入を阻止する為に奮戦するが、妹の結依菜と皐月が人質に取られた為に一時的に投降する。しかし、綾一の機転と光牙と統弥の奮闘で人質を奪還した為、再びベヘモス軍と敵対した。


その後の戦いでは親友の死や翻弄される友人、恩人の死、妹の皐月の死などが重なり、堪えていた怒りを爆発させて攻性NDに覚醒し、ベヘモス軍の怪物達を圧倒するが、極阿軍は敗退。


政府軍の後詰めが到着してベヘモス軍が掃討されるも、今度は政府軍が極阿軍に攻撃を仕掛けた為、弓菜達はやむなく応戦。


その中で政府軍の異様さに気づき、弓菜は正体不明の何かが政府軍に「成り済ましている」事を感じとる。しかし、極阿軍の多くは政府軍が裏切ったと認識していた為、極阿軍にも違和感を感じ取った弓菜達は離脱を決意し、光牙達を逃す為に殿軍を務める。


弓菜の違和感は的中し、正体不明の何か「バウモ」が両軍に成り済ましていた…、三方向から銃撃を受けた弓菜は光牙達を守りつつ脱出口に通じる通路へと強引に送り出し、扉を封鎖してバウモ達と銃撃戦になるが、疲労困憊だった上に左腕を失ったが、直後に柘榴博士率いる部隊がバウモ達を一掃し、片腕を失った弓菜に高性能義腕を装着した為、一命を取り留めた。


戦後は柘榴博士の口利きでジャウキル中将を通じ、政府軍に編入されると同時に巽と結婚し、比較的平和に過ごしていた。

しかし、月会戦で衛連が政府軍に勝利すると、ジャウキルの機転で戦友でもある神楽坂の指揮下に入れられる事になり、衛星連合軍の襲撃を機に再び戦場に出ることとなった。


白鷹追撃戦では光牙、結依菜、雫石と再会した事で消沈気味だった闘志に火がつき、かつてのエースの貫禄を見せつけた。


裏日本防衛戦では微酔い状態でスライのガロツⅢを瞬殺してのけ、ハルツィスのイズロツを相手に光牙、結依菜、雫石と連携して一歩も引かずに戦っている。


パイロットとしての腕前は巽と双璧を成し、ベテランのラバンや壱岐をも凌ぐ実力者。戦闘では常に先鋒・斬り込み隊長を務める事が多い。

しかし、熱くなりやすい面もあり、直ぐに無茶をする為、常に巽が彼女のサポートに付いている。


普段は豪快で気前が良く、面倒見も良い姉御肌の人物で、ビールと温泉、博打と喧嘩、相方の巽をこよなく愛する。


175cm前後の身長、背中まで伸びた燃え盛る様な紅蓮の髪、強気な目つきに翠の瞳、左腕の多目的義手、深紅のパイロットスーツに焔と桜のエンブレムが特徴。

紅色を基調にした派手目の衣装を好む。

兄の勝己とはやや折り合いが悪いが、戦闘時は驚く程息が合う。


主な搭乗機はネオンプラス4型(弓菜機)、甲型紅花、裏愚椎冴(リグシーゴ)、弓菜専用量産型クラネオンⅢなど。


___________________


倭巽(ヤマト・タツミ)


簡易プロフィール


政府機構fleeceのエースパイロット。


倭弓菜の婿。光牙、結依菜、雫石、皐月の義兄。

年齢は20歳で政府軍での階級は少尉。後に中尉。


テイロン所属で、グレー系統のカラーリングで統一したZWを駆る。


弓菜とは極阿時代から互いを補い合える相棒であり、彼は常に彼女の傍らでサポートをしている。


ベヘモス戦争時は極阿に在住する学生だったが、ベヘモス軍の襲撃に巻き込まれて逃げ惑う。

常人離れした弓菜の体力について行けない輪廻を担いで陸戦型エルグリムから逃げ切り、その後は政府軍のネティウスに搭乗して起動させた弓菜を案じ、彼もZWパイロットに志願すると、彼にも高い適性があった事からネティウスのパイロットとなる。


ネティウス小隊を組んだ頃から終戦まで弓菜の傍らを離れずにサポートに徹し、弓菜を支え続けた。

神威善一の死後の内紛では冷静に判断して弓菜に百一派につくように促し、結依菜と皐月が人質に取られた時は彼女の為に時間稼ぎをしつつ、信頼できる光牙と統弥に正確な情報を流して人質の救出を図った。


その後も常に弓菜の傍らに有り、弓菜が怒りを爆発させた時は死ぬ覚悟で彼女に付き従い、幾度も死ぬ思いをしながらも根気よく弓菜の説得して撤退させる事に成功、落ち着くまで側に居た。

戦争終盤でも違和感を感じ取った弓菜の直感を信じて極阿からの離脱を決意し、弓菜と共に殿軍を務める。

バウモとの銃撃戦では左腕を失った弓菜を後退させつつバウモ達に激しい銃撃を加え、弓菜を守る為に縦横無尽の働きを見せたが、柘榴博士率いる部隊がバウモ達を一掃した為に警戒するも、柘榴博士が敵ではないと言うや緊張が解け、傷だらけの自身よりも弓菜の治療を懇願する。


弓菜の治療と義腕装着が完了したのを見届けると、柘榴博士の「これで生きながらえる事ができよう」という言葉を聞いて安堵し、「よかった…」と呟いてそのまま気絶したが、柘榴博士に治療された為に一命を取り留めた。


戦後は柘榴博士の口利きでジャウキル中将を通じて政府軍に編入され、弓菜と結婚し、比較的平和に過ごしていた。


月会戦で衛連が勝利すると、ジャウキル中将の機転で戦友でもある神楽坂の指揮下につけられ、テイロン隊のZWパイロットとなる。


普段は謙虚で礼儀正しく、物腰の柔らかい紳士的な人物だが、戦場では寡黙で冷静な戦士になる。

パイロットとしての腕前は弓菜と互角かそれ以上のものを持っており、「紅蓮のエース」の弓菜に対し、影の様に目立たずに活躍することから「影のエース」と言われて恐れられている。


175cm程度の身長、紺髪に曇眼鏡、端正な顔つきにクールで鋭い目つき、焦茶に近い色の瞳、猛獣にひっかかれた様な左頬の四本の古傷などが特徴。

出撃時は家紋の入ったグレー系統のパイロットスーツを着用。

目立たない地味な服装を好む。


因みに頬の古傷は、過去に光牙の傷を舐めて手当てし、それを何かと勘違いして激怒した弓菜に殴られ、更に引っかかれて出来た傷。集中する時に傷に片手を添える癖もこの時からのもの。


弓菜を大事に思っており、彼女の為なら鬼にも悪魔にもなれる人物。


主な搭乗機はネオンプラス4型、甲型紅花、裏愚椎冴、巽専用量産型クラネオンⅢなど。

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