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妖械×2、ゾディアギーニ、アーミー・アルオン、ゼゲールハバス、

形式番号…不明

機体名称…人型妖械

全長約8〜14m

重量不明


簡易プロフ

陽世界に蔓延る一般的な妖械。

大きな頭部に単眼、一つ足棒人間の様な形状から、案山子(カカシ)とも呼ばれる。

頭部の三度笠の様な部分から強力なジャミング波を放ち、敵の目を盗む事に長じている種であり、隠密性が非常に高く、奇襲攻撃が得意。

隠密性が高い反面、動きがやや鈍く、運動性能も低くて格闘戦には不向き。

一応、ジャンプ飛行による、限定的な単体飛行能力を有するが、出力不足と構造上の問題で滑空時間が短い上に速度も遅い。

攻撃は目の部分と腹部の膨らみの部分(俗称・でべそ)から破壊光線を放ち、腕部から大型の刃を出して高速回転をしながら突撃してくる。

但し、破壊光線は前方と下方にしか放てない欠点があり、上方及び背後に回り込まれると脆い。

足の部分は膝から下がパージ可能であり、中には巨大な刃が仕込んであり、相手の上に突き刺さると同時に凄まじい衝撃を与えて切り裂いたり、足方向に破壊光線を放つなどの攻撃をする。

しかし、足の部分は一度パージすると再装着ができなくなる上にジャンプ飛行や高速回転ができなくなるなどの欠点がある。

足の部分をパージして刃が地面に突き刺さると、文字通り案山子の様になって一切の身動きができなくなるが、身動きが取れない状態になっても破壊光線が発射できるので、方向を調節すれば固定砲台として使用する事もできる。

陽世界の村には、固定砲台化した本機が存在し、盗賊等が搭乗する機戦殻を何度も返り討ちにするなど、それなりに活躍している。

妖械の中では性能、武装共に標準的で、バランスが取れた種であり、有人機も一応存在するが、こちらは狼型と違って自律行動をせず、比較的安定している。


________________________


形式番号…不明

機体名称…狼型妖械

全長約5m

重量不明


武器

獣爪×4


簡易プロフ

陽世界に蔓延る一般的な妖械。

妖械とは陽世界に於ける擬似的な半生体兵器の総称であり、心臓部分に位置する妖械核を動力源として稼働する。

尾から微弱な瘴気のジャミング波を放っており、隠密性がやや高い。

瘴気のジャミング波は狼型妖械単体では微弱なジャミング波に過ぎないが、このジャミング波は狼型妖械が群れを形成した時にこそ真価を発揮する。

狼型妖械は、瘴気のジャミング波で獲物達の情報を遮断し、数で撹乱しつつ死角を的確に突きながら攻勢をかけて獲物を群れから分断し、孤立させてから群れで連携しながら獲物にひたすら襲い掛かる戦法を得意とする。

基本的に無人で運用されるが、頭部にコクピットがあり、有人機としても運用可能ではある。

勢力が使用する狼型妖械は飼い犬型と呼ばれ、他の妖械達と異なって搭乗者に従順になる。

有人機一機につき、六機の無人狼型妖械を統制でき、それで小、中隊を組む事が多い。

それ以外の狼型妖械は殆どが野良であり、縄張りに侵入した者を群れで包囲して殲滅する習性がある。

搭乗者に従順で機動性と運動性が高く、陸上での走破性も高いことから、軍や民の足代わりとして頻繁に使用される他、新米隊長の訓練機としても使用される。

武装が貧弱で装甲が薄いなどの欠点はあるが、機体各所にハードポイントがあり、戦局に応じて強化を施したり、適した装備を持たせるなどでその欠点を克服出来るので、余り問題になっていないらしい。

飼い犬型は野良と違って妖械核の頃から加工する必要があり、そこから成体になるまでの世話に手間がかかるなどの理由で安易に使い潰すことは禁じられている。

野良の狼型妖械は、条件さえ満たせば無限に増殖する為、倒しても倒してもすぐに群れを形成して襲いかかる厄介な存在ではあるが、一つでも条件を満たさなくなれば増殖が止まる。


雑食性であり、生肉や農作物の他、金属や廃油等の産業廃棄物も食べてしまう為、野良の狼型妖械は真っ先に駆逐対象にされると同時に産廃処理目的で餌付けにされてもいる。


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形式番号…UM-Z-001(創世連合)、ZDA-G1(陽皇軍)

機体名称…ゾディアギーニ


頭頂高15.7m(魔戦殻)

頭頂高14.9m(機戦殻)

重量測定不能(魔戦殻)

重量48.93t(機戦殻)


武装(魔戦殻)

光の槍

光戦輪・リュミエル・チャクラム×3

必滅の槍


武装(機戦殻)

頭部18mmマシンキャノン×2

対妖械ミスリル・ナイフ×2

68mm対妖械ハンド・ガン

105mm×6ミスリル鋼弾式ガトリング・ガン

聖粒子光剣・セイント・ビーム・ソード×2

聖粒子砲×2

対障壁ニードル


簡易プロフ

陽世界の勢力の一つである陽皇軍が製作した魔戦殻にして、万能機戦殻。

本来は高い素質を持つ騎士用の魔戦殻だが、一般兵にも操縦できる機戦殻にもなるという機体。

全ての魔戦殻は、魔力増幅・転換装置を搭載しており、操縦者の既存魔力を動力源とし、搭乗者の既存魔力と潜在魔力が大きく、魔力増幅・転換装置が高性能で、更に一部の魔戦殻は搭乗者の血筋が高貴なほど機体の性能が上がっていく傾向にある。

ゾディアギーニは非常に強力な魔力増幅・転換装置を搭載しており、乗りこなすには絶大な既存魔力が必要とされる。

故に既存魔力が規定未満だった場合は起動せず、仮に起動しても本来の性能は発揮できない。

武装は魔力で形成される光の槍と円形の光輪リュミエル・チャクラムのみ。

光の槍はさらなる魔力を込めることで、貫いた対象を必ず滅ぼす必滅の槍へとパワーアップするが、現在は魔力抑制装置が正常に作動していない状態であり、消耗が激し過ぎて連投できない。

因みに搭乗者の既存魔力が規定値を大きく下回った場合は、魔戦殻から機戦殻へと強制的に変形する。

機戦殻時は機体背部に搭載された円柱型の聖粒子炉が突き出し、そこから半永久的に生成される聖粒子と、聖粒子の生成時に生じる電力等の汎用エネルギーを動力源にする。

魔戦殻から機戦殻になると、魔力によるサポートが失われる為、機体性能は魔戦殻時よりも落ちるが、搭乗者の魔力の素質が低い場合は寧ろ性能が上がった様に感じるらしい。

機戦殻時の武器は、頭部マシンキャノンやハンドガン等の実体弾兵器や、ミスリル・ナイフ等の実体剣の他、聖粒子そのものが武器になる。

聖粒子で形成された光の剣…セイント・ビーム・ソードは、聖粒子の光の剣で妖械はおろか魔戦殻の対魔力装甲すらも切り裂く強力な武器だが、聖粒子放出時間が短く、長時間使用が出来ないのが欠点。

因みにセイント・ビーム・ソードは聖粒子炉の根元に差し込んで充電される形で搭載されており、普段は聖粒子散布のコンデンサーとして機能している。

肩部聖粒子砲は、背部の聖粒子炉に直結して放つ武器であり、長射程かつ非常に強力。

ただし、聖粒子炉に直結して使用する為、動力との兼ね合いで限定的な使い方しか出来ないのが欠点。

因みに、広範囲に散布した聖粒子を利用し、光の円陣を形成して広範囲の妖械を吸収・分解して一網打尽にする聖光円陣は、肩部聖粒子砲を使用した後で使用されるのが基本だが、聖粒子砲の発射で聖粒子を広範囲に放出してしまうと、抗体を持たない者にとって毒になりうる聖粒子の身体被害(搭乗者含む)が大きくなるという欠点がある。

通常の聖粒子炉ならば、抗体を持たない者であってもそこまで影響を受けないのだが、ゾディアギーニの聖粒子は、抗体持ちであっても多大な影響を受ける辺り、本機の聖粒子は特殊かつ非常に強力である事を示している。


本機は陽皇軍の正式な魔戦殻であり、搭乗者は厳密な検査の末に定められる。

陽皇軍の実力者であるエルヒニス家の出であるカルゼア・エルヒニスがその検査を通過し、本機の搭乗者となるべく、騎士就任のタイミングに合わせて引き渡される予定だった。

しかし、騎士に就任したカルゼアに引き渡される直前で何者かが本機を強奪し、陽皇軍の機戦殻部隊を全滅させた後、陽皇軍の勢力範囲外に出るや、そのまま行方不明になっていた。


主なパイロットはディゼア(魔戦殻)、ムイユ(機戦殻)、ラズィカ(機戦殻)など。


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形式番号…ALO-3

機体名称…アーミー・アルオン


頭頂高12.26m

重量40.9t


武器

18mm頭部機関砲×2

78mm×3アルオン・ライフル

200mmアルオン・バズーカ

通常電力式レーザー・ソード

アルオン・アックス


簡易プロフ

有尾社製の量産型魔戦殻で、アルオンの総合改良型。

改良型アルオンとも、アルオン改とも呼ばれる。

アルオンとアルレジックスの実戦データを基に、アルオンをより実戦向きに改良したタイプであり、高機動、重装甲、高火力を備え、戦闘能力は飛躍的に向上している。

武装はアルオンと同じく、18mm頭部機関砲に通常電力式レーザー・ブレードが搭載され、そこに対妖械収束ライフル、対魔戦殻高周波ツインソード、三連装アルオン・ライフル、200mmアルオン・バズーカ、アルオン・アックス、ミサイル・ランチャーなどが追加で搭載されており、通常形態でも単体で妖械の群れを圧倒・殲滅しうる火力を有している。

しかし、実体弾を多く使用しているので弾切れが起きやすく、持久力に欠けるのが欠点。

それを補う為か、機体各所にハードポイントが存在し、状況に応じて武装を換装して仕様を変える事ができるが、一条家の根回しによる、細川家の圧力で有尾社が資金援助や物資供給が受けられなくなり、現在はアーミーアルオンの武装と本体の生産が滞っている。

厳しい状況下で先行量産型が三機、本物の魔戦殻との交戦データ収集の為にゾディアギーニ追撃戦に投入されたが、ゾディアギーニとの交戦で三機全てが撃破された。

しかし、交戦データは有尾社に転送され、それが後に有尾社の魔戦殻開発計画を加熱させ、アーミーアルオンのさらなる強化プランと新たな魔戦殻の開発計画が発動するきっかけとなる。

主なパイロットはベイガル。


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形式番号…UD-56Sz(UL)、ST-5w(創世連合)

機体名称…ゼゲールハバス


頭頂高53.17m

重量2380t


武器

巨鞭


簡易プロフ

聖皇明神破槌丸が駆る、重装甲パワー型の人型機動兵器。

向こうの世界ではUD(アルティメット・デストロイヤー)と呼ばれる兵器。

全身がハバス・ミート・アーマーという、装甲細胞と装甲繊維で構成されており、柔軟性と剛健性を併せ持ち、かつ常に更新され続ける自己再生・修復可能な装甲を持つ。

その装甲を保護するようにして、バリアの一種であるハバス・バリアが全身を保護しており、その堅牢さはラフェンクルの装甲を遥かに凌ぐほど。

ハバス・バリアは、武器の巨鞭にも張り巡らされており、これには武器の保護と敵機体のバリアを中和したり、触れたものに反発して破砕する効果がある。

巨鞭を地面に叩きつける毎に爆発が起きるのは、ハバス・バリアが正常に作動している証であり、叩きつける力が強いほど爆発がより強く広くなる。

内骨格機構とハバス・ミート・アーマーにより、重装甲に高い耐久力と運動性を併せ持つ事に成功しており、鈍重な外観に似合わず、その運動性能は非常に高く、目を疑うような軽快な動きをする。

また、巨人兵器と正面からやりあっても圧倒する凄まじいパワーを併せ持ち、全長150mという、巨大な棒状の鞭一本で戦う。

その戦闘能力は圧倒的であり、単体で妖械の群れを何度も殲滅している。


因みにゼゲールハバスとは、ゼゲール専用ハバスを略しただけであり、量産型ハバスをゼゲール(聖皇明神破槌丸)が自分専用にカスタマイズした機体である。

ゼゲールハバスの角は搭乗者の高貴さと勇猛さの証明であり、量産型ハバスには角がない。

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