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量産型クラネオンⅢ、量産型クラネオンⅢ(A)、サフィニオン

型式番号…ZEAX-15

機体名称…量産型クラネオンⅢ


頭頂高19.5m

重量46.26t


武装

23mm側頭部レーザー砲×2

94mmバースト・リニア・ガン×2

改良型プラズマ・シュナイダー×2

ハイブリッド・バスター・ライフル

トライ・ストライク・リッパー×3



簡易プロフ

政府軍のNEON適合者対応の汎用量産型ZW。

ネオン系ZWの直系であるZEAX-14クラネオンⅢの改良量産機。

量産にあたってネオンプラス5型とほぼ同じ規格に統一しており、コクピットやパーツに類似点が多く見られる。

 ネオンプラス5型との明らかな違いは頭部形状がクラネオン規格でVNFSが準ネオン型と直系ネオン型を融合させたハイブリッドタイプ(H・VNFS)になっている事くらいである。これによりNEON適性を持たない一般兵でも搭乗可能になっている他、NDが搭乗しても最大限の機体性能が発揮できる仕組みになっている。

 H・VNFSの搭載に伴って動力源はSJSMk-Ⅵから新型のVSDSに変更され、前大戦のデータを基にさらなる改良を施されてオリジナルに匹敵する性能を持つようになった擬似思念波駆動システムと、バージョンアップでより進化したVNWS、及びサテライト・トランス・セイルを搭載している。

オリジナルと同様に単体飛行能力と単体潜行能力を有し、無調整で宇宙から水中まであらゆる戦場での運用が可能。

更に単体での大気圏突入・離脱能力も有しており、活動範囲は非常に広い。

オリジナルにあった余計な機能や装備をオミットする事で生産コストを削減しつつ、オリジナルと比べて良好な運動性の確保と構造の簡素化による整備性・生産性の向上、ダメージコントロール性能の確保に成功しており、基本性能及び運用性はオリジナルよりも高くなっている。

武器はオリジナルに準拠しているが、速射性・連射性に優れた94mmバースト・リニア・ガンと攻防一体のトライ・ストライク・リッパーを新たに搭載している。

他のネオン系ZWと同様にVNFS換装をする事で真価を発揮し、量産型である本機の換装形態は近接戦闘型、中距離高速戦闘型、遠距離砲撃戦型、水中戦闘型、フルアーマー型、隠密戦闘型、治安維持型、災害救助型、広域農耕型、土木建築型など、戦闘だけでなく治安維持や救助活動、農耕や建築などに特化した換装形態もあり、本機は長期化する戦争の事や戦後の事も視野に入れて開発されているのかも知れない…。


なお、量産型クラネオンⅢは完成型クラネオンⅢとも呼ばれており、本機の完成を以って

オリジナルのクラネオンⅢの役目の大半が終わった事を意味してもいる。


主なパイロットは倭弓菜、倭巽、浅野結依菜、浅野雫石など。


_______________________


型式番号…ZEAX-14(A)(凶人一家)、AZEAX-01(政府軍)、EZEAX-9908(太陽系警察機構)

機体名称…量産型クラネオンⅢ(アナザータイプ)


頭頂高19.83m

重量41.7t


武装

23mm側頭部レーザー×4

曲刀型エクセル・シュナイダー×2

大型レーザー・ザンバー×2

機動兵装コーン×2

レーザー・ワイヤー・ユニット×10

ZHBライフル×2

Z2-TL-DMS


簡易プロフ

凶人一家の量産型DW。

ネオン系DWの一つ。型式などの情報は政府軍のZEAX-15量産型クラネオンⅢと同じだが、その内容はかなり異なる。

ネオン系ZWの生みの親である柘榴博士が創造した機体で、ネオン系DWに分類される。

オリジナルのVNFSとVNWSを搭載、動力源は新型のVSDSを使用し、装甲材は柘榴博士が創造したオリジナルの統合汎装甲体ブロックアーマーズを使用。ネオン系ZW共通の障壁であるファランクス・システムも高度な形で搭載されている。

宇宙海賊のZWであるという事を印象づける為か、ファランクス・システムとFC装甲を融合・発展させたマント状のユニットで機体を保護しており、その防御力は鉄壁ともいえる。しかも、羽織っているように見えるマントは、機体の動きに干渉する事なく機能する。マントはステルス性が非常に高く、行動する時の予備動作を隠すカーテンにもなるので、相手の読みを欺く事も出来る。

武器は側頭部に23mmレーザー砲、プラズマ・シュナイダーを発展させたエクセル・シュナイダー、両腕に内蔵された大型レーザー・ザンバーはハンド・レーザー砲や伸縮させて近〜中距離に対応したミドルレンジレーザー・ソードになり、両肩には大出力レーザー砲やバースト・リニア・ガンを搭載したコーン型の機動兵装があり、更にその中にはスクィーズ兵器にもなるレーザー・ワイヤー・ユニットも搭載されている。

ZHB(柘榴製・ハイブリッド・バスター)ライフルは政府軍の物よりも小型で非常に丈夫に作られている上に使い勝手が良く、ライフル形態のままでもシールド、トンファー、ランサー、ステーク、リッパーなどが使用でき、組み合わせ次第で変幻自在の戦い方が出来る。

機体各所にはTL-D圧縮粒子を利用した超小型のマイクロミサイルがあり、これは当てずとも爆発で一気に散布されたTL-D粒子が敵機の動力源に干渉して強制的に停止させる事が出来る。ミサイルなどの誘導兵器や対TL-D処置の施されていない機体には特に効果的で、既にTL-D粒子の解析が済み、TL-D粒子を利用した動力源の開発も実現している凶人一家は、常に神出鬼没で正体不明であり続けている。

※因みに対TL-D処置の施されていない機体や艦艇にとって、TL-D粒子は諸刃の剣に等しく、扱い方を間違えれば自滅する代物である。

故に搭載する際は厳重な保護を重ね、使用する際はマニュアルで封印を解き、装填して撃ち出す必要があった。


本機は量産型クラネオンⅢではあるが、機体スペック及び外観が違いすぎるので、政府軍や衛星連合軍からはアナザータイプのクラネオンⅢと呼ばれており、何処の勢力も本機をクラネオンⅢの直系とは認めていない事が伺える。


________________________


型式番号…ZEAX-16

機体名称…サフィニオン


頭頂高…19.88m

全長…22.49m

重量…44.2t


武器

23mm側頭部レーザー砲×4

ワイヤード・レーザー・ブレード×2

ハイブリッド・バスター・ライフル×2

両刃型プラズマ・シュナイダー改×2

肩部大口径ブレイズ・キャノン

トライ・ストライク・リッパー×3

ミサイル・ポッド×4



簡易プロフ

政府軍の可変汎用ZW。

ZEAX-14クラネオンⅢの発展型の一つとしてZEAX-15量産型クラネオンⅢと同時期に開発された機体。

一見だけではバスタークラネオンⅢに近いシルエットを持つ。

動力源及びサテライト・トランス・セイル、擬似思念波駆動システムもZEAX-15量産型クラネオンⅢと同じものを搭載しており、本機も単体飛行、大気圏突入・離脱が可能。

ZEAX-12クラネオンⅡで失敗してオミットされていた可変型VNFSの改良・発展させたものを搭載しており、人型形態から高速巡航形態に変形可能。

従来型のVNFSとVNWSではVNFS換装後は変形できなくなったが、本機は新規開発されたVNFSとVNWSを搭載し、VNFS換装をした後でも変形可能で、更にVNFS換装をしながらの変形も可能になっている。

サフィニオンの外観的特徴の一つである肩部大口径ブレイズ・キャノンは、バスタークラネオンⅢのブレイズ・ランチャーの性能と威力を向上させつつも、構造の簡易化に成功し、それをVNFSに組込む事で変形を単純化し、人型形態と高速巡航形態の両方でも容易に使用でき、整備も容易になっている。

但し、肩部大口径ブレイズ・キャノンそのものが破壊されると、変形速度が大幅に遅くなる他、エネルギー効率が低下するなどの欠点も存在する。


両腕に搭載されているワイヤード・レーザー・ブレードは、出力調整で近接戦闘から遠距離射撃にも対応した距離を選ばない武器であり、鞭状にしたり、斬撃による捕捉と同時にレーザー射撃を喰らわせる事が出来る他、トライ・ストライク・リッパーと組み合わせる事で予測し難い攻撃を繰り出す事ができるが、トリッキーな武器である為、使いこなすにはVNFSのサポートだけでは難しい。

2挺のハイブリッド・バスター・ライフルは、リグイースⅢが使用するハイブリッド・バスター・ライフルと近い構造をしており、実弾とビームの撃ち分けが可能な他、折りたたむことで実体シールドとビーム・シールドの両方を展開できるものである。


機体スペックは非常に高く、ルルゼイースやリグイースⅢ、衛星連合軍のZWで同じ可変機であるイズロツと比較しても遜色なく、特に高速巡航形態での機動性は既存のZWを遥かに凌ぐものを持っている。

本機は政府軍の裏日本四国征伐で少数が実戦投入され、かなりの戦果を挙げている。

主なパイロットは浅野光牙、レイス・ウェイア、周林光遼など。

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