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クラネオンⅢと浅野光牙、結依菜、雫石

「黒虎目覚める」にて起動するクラネオンⅢとパイロットの浅野兄妹になります。

型式番号…ZEAX-14

機体名称…クラネオンⅢ(光牙機)


頭頂高19.82m

重量48.51t


武装

23mm側頭部レーザー×4

頭部R・B・A・雷公×2

腰部両刃型プラズマ・シュナイダー×2

NEエクスオーブレイド

86式ハイブリッド・ライフル


簡易プロフィール


政府機構fleeceのN・E・O・N適合者対応の汎用ZW(ゼラ・ウォーリア)


蒼く発光するツイン・アイ・カメラ、角の様なアンテナ、フェイスにはCPUをはじめとする機器を冷却する為の排熱口があり、戦闘時にはマスクの様な追加装甲を兼ねた吸気超冷却システムが展開している。

漆黒のカラーリングと鋭角的なフォルムが特徴の機体。


ネオン系ZWの新鋭機で、後期生産型クラネオンⅡをベースに総合強化と量産化を図りつつ、最新技術を盛り込んで開発された機体。

既存のネオン系ZWと同様、高いN・E・O・N適性を持つ者が乗る事で高い性能を発揮する。

改良・発展型のVNFS(ヴァリアブル・ネオン・フォルム・システム)を継承しており、戦況に応じた形態への戦術換装を行う事で真価を発揮する。


側頭部に速射性と連射性に優れた四門のレーザー砲、腰部に対ZW用の両刃型実体剣・プラズマ・シュナイダーが二本、背部には実弾とレーザーの撃ち分けが可能でシールドへの変形機構を持つボウガン型の86式ハイブリッドライフルが一挺、中反り気味の日本刀の様な刀身と凄まじい切れ味を持つNEエクスオーブレイドが一本装備している。

 因みにNEエクスオーブレイドは光牙機にのみ装備されている特注品で、他のクラネオンⅢには背部か腰部に大出力レーザー・ブレードが装備されている。


 本機の各部には使わない武器を仕舞う為の「帯」「爪」「紐」と呼ばれる簡易マニピュレーターに変形する可動式装甲があり、状況に応じて武器の取り出しや仕舞いをスムーズに行えるようになっている他、高いNEON適性者やNDであればこれらの部分も隠し腕やサブアームとして機能し、腕や足が使えない状況でも攻撃・防御手段が存在する。

 

 ベヘモス戦争で実用性が確証されたベヘモス軍と極阿軍の「汎思念波駆動システム」技術の擬似的なシステムを搭載しており、従来機を凌駕する高い追従性を誇る。


一応、イメージフィールド(思念波障壁)を発生させる事ができるものの、夜光系ZWの「思念波駆動システム」のイメージフィールドの様な誰にも扱えるタイプではなく、「擬似思念波駆動システム」のイメージフィールドは、旧式の思念波駆動システムのレプリカの更にレプリカを流用したタイプで、展開するには限定者の思念波を接続・供給・変換する必要がある。

 パイロットの浅野光牙は思念波動能力者の上位能力である汎思念波動能力者であった為、それらの作業を瞬時にこなせてしまうあたり、鬼に金棒の如き都合の良さである。

 因みに技術進歩の著しい政府軍のシステム開発部の猛者たちはそのハンデを寧ろバネにして開発を続け、極めて短期間で擬似思念波駆動システムを思念波駆動システムと互角以上の性能及び信頼性を獲得させており、四国征伐時点では疑似思念波駆動システムの性能は月霞や朧月の思念波駆動システムを超える性能を持っていた。


本機の特徴として背部に高出力可変擬似恒星発電炉(VSDS)の下位互換機種でありながらも性能的にはVSDSより僅かに劣る程度で安全性・信頼性が高く量産に向いたSJS「Mk-Ⅵ」を搭載した事、全身に大容量エネルギー受電システム「サテライト・トランス・セイル」を搭載しており、送電システムの送電範囲内ならばエネルギー切れの心配が無く、範囲外でも一定以上のエネルギー供給が受けられるので従来機の3倍以上の継戦能力があり、サテライト・トランス・セイルのエネルギー送電施設が破壊されない限りは半永久的に稼働できるなど、クラネオンシリーズの泣き所だった稼働時間の短さを克服している。

 エネルギー容量は極めて膨大であり、エネルギー兵器主体で戦い、使用による機体全体の蓄積ダメージを無視すればだが、無補給で半年間は戦い続ける事ができる。


クラネオンの外観的特徴でもあり、凶人専用クラネオンから続く頭部の稲妻型アンテナ…RBA(ライトニング・ブレイド・アンテナ)は改良・継承されており、威力及び耐久性の強化とエネルギーの効率化が図られていて利便性が増している。

 エースパイロットや指揮官搭乗の予定があったのか、通信機能やセンサー類もかなり強化されており、ガロツⅢのステルスの粗を捉えただけでなく、白銀の機体のTL-Dシステムの影響下に置かれても機能不全(結依菜のサポートのおかげでもあるが、本機と搭乗者が規格外なおかげでもある…)にならなかった。


ネオン系ZW共通の特徴である戦術換装システム(VNFS換装)による性能の向上は健在で、換装バリエーションとして近接剣闘用フォルム「リッパー」を装備した「ブレイドクラネオンⅢ」や砲撃戦用フォルム「カノン」を装備した「バスタークラネオンⅢ」、中距離高速戦闘用フォルム「フライトⅢ」を装備した「ライトニングクラネオンⅢ」、水中・水上戦用フォルム「ネービー」を装備した「ダイバークラネオンⅢ」などがあり、どの戦場でも運用可能な上に、戦場での迅速な換装が可能な為、汎用性は極めて高い。


ネオン系ZWはイオーリス系ZWやガロツ系ZWにも共通する内骨格型フレームを採用しているが、VNFSとVNWSの導入による擬似電子骨格、擬似電子筋肉、擬似電子神経を別で搭載しており、パイロットが高NEON適性で思念波動能力者であった場合は直接操縦せずとも自在に機体を動かす事ができる。また、有効範囲内であれば情報共有をした上での間接操縦も可能で、パイロットの乗降やインスタント食品等の調理、警戒や迎撃、探索もスムーズにできるようになっている。


本機をはじめとするネオン系ZWの装甲を形成している統合汎装甲体ブロックアーマーズは、状況に応じて細かく形を変える可動変形式の装甲であり、それらはVNFSと連動している。更に装甲体一つ一つにバリアが張り巡らされており、それらが重なって展開するとファランクス・ウォールと呼ばれるバリアになり、リニアキャノンなどの実体弾の軌道を逸らして被弾または直撃を防ぎ、直撃を受けてもある程度は威力を軽減できる。パイロットの技量次第では跳弾させて全く被弾しない様にもできる。

甲型紅花やアスラなどが使う55.6㎜アサルト・ライフルや74㎜リニア・ライフル、ガロツⅡのシールド・レール・キャノン程度ならば、起動していない状態で数多の直撃を受けても擦り傷一つつかない程に強固な装甲強度を持っており、起動してVNFSと統合汎装甲体ブロックアーマーズに通電すると、装甲強度が飛躍的に底上げされる。

それらの特性と思念波障壁によって非常に高い防御力を持ち、耐久性やダメージコントロール性能も極めて高く、一定の範囲内であれば非常に撃墜されにくいという特徴がある。

 当然、甲型紅花やアスラシリーズなどでは中隊規模での高度な連携戦術を取り続けない限りは太刀打ちは不可能(素人の松平縁が搭乗した本機であっても、撃墜はおろか損傷すらしていなかった。本人は振動による軽傷を負ったが…)である。

作中序盤のコクピットは各システムテスト用の三人乗り型であり、NEON適性を持つメインパイロット、思念波動能力者、砲撃手がそれぞれ搭乗して運用する予定だったが、パイロットである浅野光牙が全ての条件を満たしていた為、白鷹追撃任務に移行する前に鳳勝久らの協力で一人乗り用のコクピットに換装され、従来通りの追従性を発揮した。


白鷹艦隊追撃から表裏騒動、京都での極阿軍との小競り合い、因果の黄昏での戦いや陰日本防衛戦、四国征伐、門徒衆駆逐など、多くの戦いと激戦を潜り抜け、他のクラネオンⅢの戦果も含めて本部も満足の戦果を挙げた為、本機の量産型と後継機が早い段階で開発された。


四国征伐時には本機の量産型が既に量産・配備されており、本機の役目は殆ど終わっていたらしい。


光牙がサフィニオンに乗り換えた後も状況に応じて本機に搭乗しており、光牙不在時は結依菜か雫石が搭乗。

最終的には雫石の搭乗機として戦い続ける事となった。


ハルツィスが搭乗した機体(一号機、ホワイトカラー+指揮官機仕様、鹵獲されてイズロツと交換ついでに衛連本国に送り届けられた)と松平縁が搭乗した機体(六号機、総合改良された後期型でSDS搭載の量産移行型だが、なんらかの事情で政府軍に抹消され、廃棄処分直前に縁が奪取?した)の他にも3機程の本機が生産・運用されており、全ての機体の仕様が若干異なる。


因みにNZW開発機関は本機を「所詮は柘榴博士の猿真似をしただけ」としており、大した期待はしていなかった。

…寧ろ「如何にクラネオンの性能を落とさずに量産化するか」が重視されていた為、「人機一体の究極汎用機」がコンセプトのクラネオンやクラネオンⅡよりも「人機一体の汎用量産機」がコンセプトのネオンに近い設計思想をしている。


柘榴博士曰く「中途半端な保守造形物」と評している。


主なパイロットは浅野光牙、浅野結依菜、浅野雫石、松平縁(まつだいら・ゆかり)、ハルツィス・A・永戸など。


__________________


浅野光牙(アサノ・コウガ)


簡易プロフィール


政府軍のZWパイロット。


浅野斎(あさの・いつき)の子。勝己(かつき)弓菜(ゆみな)の弟。結依菜(ゆいな)雫石(しずき)皐月(さつき)の兄。


神威綾一(かむい・あやひと)、クナト・S・ヴァッセル、加賀崎統弥(かがさき・とうや)、ミィナ・C・禮静(らいじょう)、九条姉妹、クレス・Z・ティアハらとは極阿時代の幼馴染兼前大戦の戦友。


年齢は16歳。裏日本将星統合学園高等部の一年生である。

学園の敷地内に建つ小さな教会に住まい、神父も兼任している。

結依菜、雫石と共に平穏に暮らしていたが、ある日「衛星連合軍」の襲撃に巻き込まれ、成り行きでfleeceの新鋭ZW「クラネオンⅢ」に搭乗した事、鳳家に関わった事がきっかけとなり、戦禍に身を投じる事になる…。


180cm前後の身長、鍛えられつつもスリムな肉体、肩甲骨あたりまで伸びた黒銀(くろがね)色の髪、切れ長の目つき、虹色の右瞳、蒼紫色の左瞳、四つ又の眉毛など、容姿だけでも常人とは異なる特徴を数多く持つ。

抜群の身体能力に犬並みの嗅覚、猛獣並みの俊敏さ、練達した武術、ZWなどの人型機動兵器を自在に操縦してしまう技量など…彼の過去に何かがあったのは想像に難しくない…。


ベヘモス戦争時は極阿に在住する少年だったが、実は裏で極阿のある機関から訓練をうけており、極阿の騒乱をきっかけに少年兵として参戦する。

ネティウスや甲型紅花、夜光、夜刀、夜刀集などに搭乗して多くの戦果を挙げたが、同時に多くのものを失っている。

戦中に門徒衆の洗脳を受けた古馴染みや何者かによって操られた親友達を自らの手で殺めており、それらが心に重くのしかかっている。


ベヘモス戦争後期に妹の皐月の死が引き金になって過覚醒暴走状態になり、NZWシステムのリミッターを強制解除してネティウスに不可解な力を与えた上に漆黒のZW「クラネオン」に近い姿に変異させる。弓菜と巽と共に鬼神の様な戦いぶりでベヘモス軍の新型ZWであるラシュハ、ピレリハを全て撃破し、一二三の機体を撃破した後はクールダウンしたのか、落ち着きを取り戻し、ネティウスも元の姿にもどっている。


古馴染みを殺めるきっかけになった門徒衆や妹を殺害したベヘモス残党に対する恨みは根深く、出会い頭に容赦のない攻撃をする程である。


ベヘモス残党の首魁である芦屋廬山や十文字一二三とはベヘモス戦争時に何度も技の手解きを受け、生死を共にした仲で師弟のような関係であるが、互いに容赦がない。

 しかし、廬山と一二三は光牙を相当に気に入っている様子であり、実際に廬山は光牙に対して「灰の怨鬼」にならなかったり、一二三は光牙と会う度に近況報告や生活を案じたりと気にかけている。


芦屋敏康とはベヘモス戦争末期に協力した戦友であり、戦後も彼を通じて学園都市の内外で流賊狩りや異教徒の駆逐、汚染獣退治や暴徒鎮圧、抗争への武力介入やシマの管理などの仕事をして結依菜と雫石、セリンナ、羅南などを守りつつ養っていた。


「神父服を着た親分」「黒神父」などと噂され、それ故に短期間で学園都市内外で恐れられる存在になっており、将星統合学園内の総選挙戦では、根回し工作を進めていた名だたるエリート達を押し除けて女帝の異名で知られる会長と争う事になるが、元々会長になるつもりもなかった光牙は会長を一目見ただけで格の違いを悟り、早期終結の為に自ら辞退したものの、逆に会長に気に入られて副会長の座に収まってしまう。


副会長になってからは学生達の他に外のあらくれ達と内のチンピラ達もよく使い、分裂状態だった学園都市の勢力統一化と治安向上に貢献。学園都市のほんの一部のみだった勢力が学園都市の地上九割と地下七割を支配するまでに勢力を拡大した。


家の事情で十分に実績を積んだ会長のステップアップが確定すると、会長はソルミアスを後継者に定める。光牙は付け届けやカマかけ、ゴマすり、機嫌取りをする連中を差し置いてソルの親友である滝川杏奈を適任者として後継者に定めようとするが力不足を理由に拒否された上、ソルの懇願や陣内と早乙女の勧めもあって引き続き副会長と次期会長の後見人も務める様になってしまったという。


時間軸的に作中序盤は後継者指名の後だが、陰世界と陽世界に関わった影響が後々出てくる事に…。


ZWの戦闘技量は元々高かったが、休戦状態が続いた為か少しブランクが生じており、序盤では乗機の調整不十分な事とコクピットシステムの問題も相まってぎこちない戦いぶりだったが、クラネオンⅢの性能に助けられてなんとか生き延びている。

コクピットシステムの換装後はそれなりに戦える様になり、更に激戦を通じて徐々に勘を取り戻していき、式部との戦いや芦屋廬山との戦いでベヘモス戦争時に発揮していた勘と力が完全に蘇る。

ヤツレイや久我睦美との出会いで本格的な優性NDとして覚醒しており、作中でもネオンプラス4型の音声で優性NDである事が明らかになっている。

ヤツレイと久我睦美と驍公との触れ合いで汎思念波動能力も強化されており、本来なら思念波障壁の展開が不可能である筈のネオンプラス4型が思念波障壁を展開し、重力相殺による擬似無重力飛行をしていたりする。


NDに覚醒した事で高位ネオン系ZWの性能を完全に引き出す事ができる様になり、それに伴ってパイロット殺傷兵器による強力な電撃や熱、衝撃にも耐性を持ち、門徒衆の宗主及び最高幹部、上級幹部達が使う強催眠「生屍」、自殺暗示「生贄」、認知不能にする「隠蔽」やバウモウイルスによる思考操作にも耐性を持ち、他者では瞬時に目的を見失ってしまい、行動不能になってしまう認知能力撹乱フィールド内でも自在に行動できる様にもなっている。


ベヘモス戦争時の謎の集団催眠にかからなかったのは、弓菜と光牙、結依菜、雫石、皐月だけであり、家族揃ってNDの素質があり、まだ何か謎があるのかもしれない。


柘榴博士が手札に数えるくらいの存在であるが、今のところはバウモに関わる事以外は謎である。


主な搭乗機はクラネオンⅢ(光牙機)、ネオンプラス4型、甲型紅花(こうがた・べにばな)裏愚椎冴(リグシーゴ)、サフィニオン、ネオンプラス5型、量産型クラネオンⅢ、夜光弐型など。


___________________


浅野結依菜(アサノ・ユイナ)


簡易プロフィール


政府のZWパイロット兼、メカニック。


浅野斎の娘。勝己、弓菜、光牙の妹。雫石と皐月の姉。

九条柊(くじょう・ひいらぎ)楠木彌沙那(くすのき・みさな)とは極阿時代からの親友。


年齢は14歳。裏日本将星統合学園中等部の2年生。


普段は学問に励む傍ら、学園の教会でシスターも兼任している。

兄や弟と共に暮らしていたが、ある日に起きた衛星連合軍の襲撃と鳳家に関わった事がきっかけで、彼女も戦禍に身を投じる事になる。


ベヘモス戦争時は極阿に在住する学生。参戦したのは戦争末期で、半壊したネティウスで弓菜、巽、光牙の支援と柊、彌沙那の捜索を行った程度だが、参戦する前にベヘモス軍兵士に人質にされたり、ベルシトに襲われたりと散々な目にあっている。


しかし、皐月を喰い殺された事とベルシトに襲われた時に何かに目覚めた様で、無意識的にバウモウイルスを操ってベルシトの脳内に直接感染させ、ベルシトを撃退している。


その後も分析・解析に力を発揮し、電子戦でもベヘモス軍のハッカーを翻弄するなどしている。


ベヘモス戦争終結直前、弓菜と巽、芦屋敏康らに逃されて極阿から脱出し、兄の光牙に背負われて無事本州へと辿り着いたが、疲労困憊で数日間寝込んでしまった。


戦後は光牙、雫石と共に学園都市の理事長に保護されて将星統合学園の敷地内にある教会に住み着き、学生兼シスターとして過ごしていた。


160cm程度の身長に細身の身体、肩まで伸びた紅髪に小さなアホ毛、黒縁眼鏡に強気そうな吊り目、紅に茶色が混じった色の瞳などが特徴。

黒いニーソックスと黒っぽい服装などを好む。


浅野兄妹の中では一番冷静な性格をしており、分析力もある。

戦闘より電子戦や支援を得意とする。

 とはいえ、ZWの操縦技量は弓菜、巽、光牙、綾一が一目置くほどに高く、ネオンプラス4型で白鷹隊の精鋭達を相手に見事に立ち回り、ハルツィスのイズロツ相手に追従できていただけでも高い技量の持ち主であることは間違いない。


主な搭乗機はネオンプラス4型、クラネオンⅢ、甲型紅花、裏愚椎冴、量産型クラネオンⅢ、ネオンプラス5型、サフィニオンなど。


___________________


浅野雫石(アサノ・シズキ)


簡易プロフィール


政府のZWパイロット兼メカニック。


浅野斎の子。勝己、弓菜、光牙、結依菜の弟。皐月の兄。

年齢は13歳。裏日本将星統合学園の中等部一年生。


学園の教会で光牙、結依菜と共に暮らしていたが、衛星連合軍の襲撃と鳳家に関わった事で彼もまた戦禍に身を投じる事になる。


ベヘモス戦争時は極阿に在住する学生で、姉や兄と違って最後まで参戦する事はなかったが、破壊と暴行の嵐と皐月の死がかなり堪えた様である。


特に妹の皐月とは非常に仲が良かった為、衝撃は大きかったが、激怒していた弓菜と光牙とは違って静かに悼み、皐月の明るい性格を案じて前向きに振る舞っていた。


戦争末期、光牙に救助されたセリンナや仲間の裏切りと人質である恋人が既に死んでいた事にショックを受けて自棄になっていた羅南を結依菜と共に説得して正気に戻し、共に極阿から脱出した。


戦後は将星統合学園の敷地内にある教会に住う事になり、そこで平穏に暮らしていた。


155cm程度の身長に黒銀色の髪のセミロング、可愛らしい目つきに蒼紫色の瞳、八重歯などが特徴。恥じらう仕草や明るい性格もあり、結依菜やセリンナ、蘭南を始めとする教会のシスター達に可愛がられている。


雫石は強くなりたいと願っており、暇さえあれば光牙に師事して武芸に励んでいる為、喧嘩は滅法強い。

兄や姉に及ばずともZWの操縦技量は高く、同年代であれば間違いなく天才の部類に入る。弓菜、巽、光牙、結依菜と連携戦闘が十分に可能なあたり、エースパイロットに準じた技量はあると思われる(相手がハルツィス率いる精鋭の白鷹隊だったり、白銀の機体だったり、怪物だったりと相手が悪すぎてやられっぱなしのイメージが強いが…)。


主な搭乗機はネオンプラス4型、クラネオンⅢ、甲型紅花、裏愚椎冴、ネオンプラス5型、量産型クラネオンⅢなど。


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