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カシューナッツはお好きでしょうか?  作者: ストレッサー将軍
第9章 『商店街の祭り① ~今宵は詩人の気分なの~』
87/126

86.ふけさん

 本日は晴天で、季節は夏。


 暑さと蝉の声が入り混じり、夕刻の空に波打つ。


 赤と黒が入り混じる空には、もう星が輝いている。


 そんな星が見下ろすのは、眼下にうねる人の川。


 今日は祭り。


 歓喜の集い。


 そんな祭りの熱気は空へとのぼり、恐ろしい入道雲が世界に広がる。


 そんな世界は今日も平和で、今日も残酷だ。


 そして銀河は、今日も綺麗に澄んでいる。



 そんな銀河以上に、彼女の瞳は澄んでいて、私は思わず瞳の奥のブラックホールに引き込まれた。出会って数分で、私は心を掴まれそうになった。


 あぶないあぶない……。さすが一流アイドル、これは惚れてしまう川島君の気持ちがわからんでもない。私も、カエデさんより先に出会っていたら、心を奪われていたかもしれない。


 そう思えるような、素敵なアイドル。それが、私がハルカ君に出会って最初に抱いた感情だった。



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