表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カシューナッツはお好きでしょうか?  作者: ストレッサー将軍
第4章 『アイドルプロダクションに潜入せよ! ~この全身黒タイツはただのオシャレだ!!~』
31/126

30.ハルカ


「はぁ……疲れた」


 今日はいつもより忙しい日だった。プロモーション活動や定期公演、さらにはプロダクションオフィス館内のスタジオでダンスのレッスン。

 気がつくともう、今日が終わろうとしていた。アイドルという仕事も楽じゃないなぁ……。私は窓から顔を出し、夜風に当たりながらそんなことを考えていた。


「はぁ……」


 そして、6メートルくらいの距離にある、隣のビルの窓に映る少し疲れた自分の顔を見て、ため息をついた。


「はやく、社長さんに会いたいなぁ」


 私はそんな願い事を呟いた。


「うわぁあああ!!」


 すると、私の願いが通じたのか、目の前に社長さんが現れた。そして、一瞬で消えていった。


「え!? え、ええ!!」


 幻覚!? でも、幻覚にしてはリアルだったような……。私が一瞬のありえない出来事に驚いていると、


「ピピピピピピ! ピピピピピピ!」


 けたたましい警報音がプロダクション館内に鳴り響いた。え? 今度はなに??


「ハルカちゃん、みーつけた……」


 私が振り返ると、そこには”ハルカ LOVE”と書かれた、アイドル『カシューナッツ』の限定Tシャツを着た、気味の悪いおじさんがいた。

 おじさんはカッターナイフを持っていて、そのカッターナイフからは真紅の血がぽたぽたと滴り落ちていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ