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カシューナッツはお好きでしょうか?  作者: ストレッサー将軍
第3章 『アイドルプロデュース! ~私が、君を、アイドルにする!~』
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26.カエデ


「決めなければいけないことは、たくさんあるんだけど……」


 今日も私はふけさんに喫茶『パンヌス』に呼び出された。


「とりあえず、1ヶ月後の8月31日に商店街でお祭りがあるから、そこでのパフォーマンスが『暗黒豆腐少女』の初デビューになる。その日までに最低でも、衣装と歌を完成させないといけない」


「1ヵ月後!? 結構直ぐね。私も練習期間が欲しいから、最低でも3週間後までには曲を完成させないと……。ところで予算はどれくらいあるの?」


 私はふけさんのおごりのハヤシライスをほおばりながら思案をめぐらせた。


「とりあえず、使えるお金は30万円だから、無駄遣いはできない。調べたところ、機材の準備に20万円くらいはやっぱりかかるらしい。だから衣装代は10万円が限度かな。衣装に関してはもう業者も見つけてあるから、どんな衣装にするか決めるだけでいいんだ」


「そう……じゃあやっぱり問題は曲ね。作詞は私達でできるとしても、作曲はそうはいかないものね」


「え? カエデさん、作曲できないの?」


 ふけさんはキョトンとした顔でたずねてきた。


「うん、無理」


「そっか……」


 ふけさんは頭を抱えて悩んでいる様子だった。


「うん、わかった。曲については私が何とかするから。とりあえず、今は衣裳と歌詞、それとコンセプトについて考えよう」


 ふけさんはアボガドサラダを食べながら、自らが考えるコンセプトを話し始めた。


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