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カシューナッツはお好きでしょうか?  作者: ストレッサー将軍
第3章 『アイドルプロデュース! ~私が、君を、アイドルにする!~』
24/126

23.カエデ


 ふけさんとカラオケに行ってから10日後。私はふけさんに喫茶『パンヌス』に呼び出された。


「ごめん、待った?」


 ふけさんは集合時間より30分遅れで喫茶『パンヌス』にやってきた。


「遅い!」


 私は鬼の形相でふけさんを睨みつけた。


「ごめんよ。でもさ、今日はいい報告があるから、それで許してよ」


 ふけさんはやけに上機嫌だった。


「見て驚くなよ! ほら! すごいだろ!!」


 ふけさんは分厚いレポート用紙の束を私の顔に突きつけてきた。


「ちょっと! 近すぎて見えないわよ!」


 私はふけさんの手からレポート用紙の束を取り上げた。レポート用紙には

 

『ご当地アイドルによる地域活性化について 企画書』


 と書かれていた。


「これは……?」


 私の頭にはたくさんのクエスチョンマークが浮かんでいた。




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