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カシューナッツはお好きでしょうか?  作者: ストレッサー将軍
第2章 『それぞれの出会い ~ファーストキッス、いただきます~』
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9.ハルカ


「はぁー……、やっと、追いついた……」


 私は社長さんの後を必死に追いかけて、ようやく浜辺にいる社長さんに追いついた。私はこの胸の中にある感情を社長さんに伝えたくて、呼吸を整えながら言葉を考えた。


 社長さんのおかげでアイドルという仕事を好きになれたことを、感謝したい。社長さんとの出会いが私にとってかけがえのないものだったと、知ってほしい。そして、うまく表現できないこの胸のドキドキを伝えたい!


「よし!」


 私は呼吸と気持ちを整えて、社長さんのいるテトラポッドの向こう側を覗き込んだ。


「…………ザザァ……」


 美しい波の音。唇を重ねあう男女。やけに速く鼓動する心臓。何故か零れ落ちる涙……


 気がつくと私は、海と反対方向に走り出していた。


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