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第163話 ジジイの過去

「っで?まとめるとスカーレットはカツラのジジイの孫で元忍者部隊、さらにスカーレットは苗字で名前はモミジだったってことね」


「そうですね」


「ハア......じゃあこれからはモミジって呼んだ方がいい?」


「いえ、スカーレットのままで良いです、カッコいいので」


「何でだよ!!っていうかお前背が高いの遺伝とか言ってたのに嘘じゃねーか!!」


俺はカツラのジジイとスカーレットを見比べて言う。


「あれは私なりのジョークだったのですが」


「伝わりにくすぎるジョークだ……」


「ホッホッホ、ところで小僧、オヌシら魔力玉を探しておるんじゃろ?」


カツラのジジイが股間に手を突っ込みながら言う。


「そうだけど何でチ○コ触りながら聞くんだよ!!」


「いや、歳取ったら痒いのじゃ」


「孫娘の前だぞ孫娘の!!」


「え、若い内は痒くないのですか?」


スカーレットは不思議そうに聞く。


「お前も普通に聞くんじゃねーよ!」


「ほれ」


ジジイは股間から玉を2つ取り出し、俺に投げ渡してきた。


「う、うわ汚ねぇ!!」


「え、そこの玉って取り外せるのですか?」


「外せる訳あるか!!」


俺はジジイが渡してきた玉を見た。


「えっ!?これって魔力玉じゃねーの!?」


「うむ、地の魔力玉と風の魔力玉じゃ」


「嘘だろ!?俺達が血眼になって探してたのにどうしてお前が!?」


「スケベ旅の道中見つけたから取っておいてやったぞ、それと氷の魔力玉はトリコーリ山という山にあるという噂を聞いたのう」


「ホ、ホントか!?」


「後は若いもんでどうにかするんじゃな」


そう言うとジジイは一瞬にして姿を消した。


「お、おい!!色々聞きたいことあんのに!?」


「突然現れたり消えたり、不思議な人ですね」


「お前が言うな!!」


コイツらといたらツッコミ疲れると思う俺だった。


「何でアイツがこれを俺に渡すんだよ」


「おじい様は前皇帝ベイン様のやり方に異義を唱えていましたから、ロイ様達に期待してるのではないでしょうか」


「アイツは忍者部隊を裏切った犯罪者だって聞いたけど」


それを聞くとスカーレットは俺を睨む。


「おじい様はスケベで最低ですが、人道を外れるようなことはしません」


「じゃあ何で忍者部隊を裏切ったんだ?仲間だったんじゃないのか?」


「忍者部隊は目的のためなら何でもやる組織、おじい様もそれはわかっていたので悪行でも何でも完璧にこなし、忍者部隊の頭領となりました。しかし忍者部隊のやり方に異議を唱え、忍者部隊を去りました」


「そうだったのか……」


「その時に忍者部隊の秘密の巻物などを持ち去ってしまったので今は帝国に指名手配されているのです」


「なるほど......お前はその後に忍者部隊を抜けたのか?」


「そうですね、それからしばらくして私も忍者部隊を抜けヴァルロ様の部下になりました」


「スカーレットは何で忍者部隊を抜けて革命軍に入ったの?」


「忍者の制服が気に食わなかったからです。メイド服の方が可愛いので」


「お前が一番何考えてるのかわかんねーわ......」

面白い!続きが気になる!今後に期待!


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