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第140話 悪役令嬢

「トップ......」


ロゼーリアはトップの手を取った。


「全く言うようになりましたわね......無駄に背丈だけ伸びて、あの時は私よりチンチクリンだったくせに」


トップは身長190cmほど、ロゼーリアは150cmほどでかなりの身長差があった。


「ハッハッハ、姫は変わりませんな」


「うるさいですわね!!」


「ハッハッハ、姫、表情が変わりましたな!」


「......」


ロゼーリアはトップの手を離し、立ち上がった。


「私は天下を取る人間!!このぐらいで諦めませんわ!!」


「よっ!我が姫!!」


「算段がありますわ、G3という強大な力を手に入れた帝国は魔王軍と戦争を開始するはず」


「はい」


「そこで戦力が下がったところで私達が新皇帝を討つ、簡単な王権奪取ですわ」


「しかし姫、それでは民意を得られないのでは?」


「気に入らない奴は全員処刑ですわ!」


「よっ!それでこそ我が姫!」


「オーホッホ!!悪役令嬢の本気見せてやりますわよ!!」


「よよっ!!我が姫天下一!!」


「ふう......」


ロゼーリアは落ち着いて座った。


「まずは身体を休める拠点を探しますわよ、近くの帝国の目の止まらない村を目指しますわ」


「はい!これで当面の目的は決まりましたな!」


「ところでトップ、あなた何で私が起こした不祥事が嘘だってわかってましたの?」


ロゼーリアはトップが何の疑いも無く嘘だと断定した理由がわからなかった。


「それは当然でございますな、姫はお金にはがめついですが異性に対しては27歳にもなって純情乙女で男漁りなどやるはずがグブラッ!!」


トップはロゼーリアに蹴られる。


「わかりましたわトップ、少し休めば早速出発致しますわよ」


「は、はい!」

※お知らせ


数ある小説の中からこの作品を読んでいただき、ありがとうございます。


ここまでが第一部となります。


次回から第二部となりますが、少しだけ間を空けたいと思います。(投稿するのが楽しすぎて書き溜めが少なくなってしまいました)


とは言え1〜2週間ぐらいで再開しますので、よろしければ引き続き読んでいってください。

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