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第109話 エーユエジル流剣術

「そう簡単に行かせるかよ!!」


クイーンはレイカに向かって殴りかかる。


「させないわ!!」


しかし、直ぐ様カエデがクイーンの間合いに入り、蹴りを放った。


「なにっ!?」


ドスッ!!


クイーンは咄嗟にカエデの蹴りをガードする。


「キング!!魔王達を行かせるんじゃねぇ!!」


「わかってる!!」


キングはレイカに手を翳し、魔法を撃つ構えを取った。


「ハアッ!!」


しかし、カエデが雷魔法をキングに向かって放ち、キングは咄嗟に後退し、避けた。


そして、キングはカエデを見つめる。


「なるほどな、只者ではないな」


そうこうしている内にレイカとサイは城門を潜り、走り抜けていった。


「チッ!!逃がしたか!!」


「まあ大丈夫だ、この先にはエースとジョーカーさんがいる。こちらはこちらで早く片付けて援護に向かおう」


キング、クイーン、ジャックはカエデの方を見た。


「お前、いつかの嬢ちゃんじゃねーか」


ジャックはカエデを見るやいなやそう言った。


ジャックとカエデはサンベルスで一度戦ったことがある。


「覚えてくれてて光栄だわ」


「どうして嬢ちゃんが......それにしても相変わらず良いケツしてるねー」


「うっさいわね!!何がそれにしてもよ!!」


「嬢ちゃん魔王の仲間だったのか、まためんどくせーことに首突っ込んでるねー」


「あら?面倒臭いからこういうのは面白いんでしょ?」


ジャキッ!


カエデは刀を抜いた。


「相変わらず良い女だねぇ、嬢ちゃん」


「ガキが......カード相手に1対3なんて無謀にもほどがあるぜ」


「ま、待って下さい!!」


「え?」


声のした方を見ると、リコとコアネールがファイティンポーズを取っていた。


「私達もいますよ!!3対3です!!」


「あー.....リコ達は隠れてていいわよ?」


カエデは顔を引きづらせながら言った。


「な、何言ってるんですか!!私は弓で百発六十中ぐらいは出来ますよ!!」


「わ、私だって幼少期に週一回合気道を習ってたのですわよ!!」


リコとコアネールは震えながら言う。


それを見て、苦笑するカエデ。


「あー、庇いながら戦うのは余計しんどいから隠れててほしいんだけど」


「「すいません......」」


そう言うとリコとコアネールは素直に茂みの方へ走っていった。


「あの2人は戦闘要員では無かったみたいですね」


「ええ、あの2人はマスコットみたいなものだから」


「ナーハッハ!!マジでお前俺達に1人で挑もうってのか!?」


「あら?そう言ってるのだけど理解力ないのね」


カエデはクイーンを馬鹿にするように笑う。


「テメークソガキブッ殺してやる」


「まあ待てクイーン、この嬢ちゃん結構やるぜー」


ジャックはクイーンを止める。


「あの長い刀と雷魔法を上手く使って素早く動く切れ者だ。まあ実力は俺よりかなり劣っていたが、素早さと状況を把握して戦う力は人並み外れているでー」


サンベルスでの戦いを思い出しながら言うジャック。


「それに一度リミッターが外れたかのような力を見せた。あの時は何とか止めたが、あの力は注意が必要だぜ」


「わかってら、俺だって相手の力量ぐらいわかってる、油断はしねーよ」


クイーンはカエデを睨む。


「行くぜクソガキ!!」


その瞬間、クイーンはカエデ目掛けて飛ぶ。


「凄いジャンプ力!!」


「オラッ!!」


クイーンは上空から凄い勢いでスタンプを放った。


ドゴン!!


カエデはヒラリと避け、地面にヒビが割れた。


「驚異的なパワーね」


カエデは避けながら鉄の釘をクイーンに向かって投げた。


パシッ!!


その鉄の釘を素手で掴むクイーン。


「返すぜ!!」


そして、掴んだ鉄の釘をカエデに投げ返すクイーン。


キンッ!!


しかしカエデは刀で弾いた。


「ガキが......小賢しい」


「貴方、人並み外れたパワーと身体能力ね」


「ハッ!お前みたいな貧乳と違って鍛えてるからな」


クイーンは自らの豊満な胸を強調した。


「うっさいわね!関係ないでしょ!!」


カエデは刀を構えた。


「エーユエジル流剣術、見せてやるんだから!!」

面白い!続きが気になる!今後に期待!


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