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第102話 束の間の休息

温泉に来た4人。


4人は湯船に使った。


「「「「はあ......いいお湯」」」」


4人はリラックスしていた。


「五臓六腑に染み渡るよ」


レイカは湯に肩まで浸かり、気持ち良さそうに言う。


「レイカ、オッサンみたいよ」


「いやー、本当にいいお湯ですねコアネールさん」


コアネールを見るリコ。


コアネールはいつものカチューシャを外し、前髪を下ろしていた。


「あー!!コアネールさんが前髪下ろしてる!!」


「そりゃ、お風呂のときは下ろしますわ」


「可愛い!!いつも可愛いですけど一段と可愛いです!!」


リコはコアネールに近付き、コアネールの髪を撫でる。


「や、止めなさいな!!バカリコ!!」


コアネールは恥ずかしがって、リコを引き剥がした。


「良いじゃないですかたまには!減るものでもないですし!!」


「良くないです、巨乳が当たって不愉快ですの!!」


コアネールは視線を落とし、リコの胸を見ながら言った。


「きょ、巨乳じゃないですよ別に!!」


リコは湯船で胸を隠す。


「リコは結構スタイル良いよね」


「何カップあるのよ?」


レイカとカエデも羨ましそうにリコの胸へと視線を動かした。


「や、止めてくださいよ!!」


「Eカップらしいですわ」


コアネールがそう言う。


「何で勝手に言うんですかコアネールさん!!もお!!」


リコはコアネールの肩をポコポコ叩く。


「良いじゃないですか、減るものじゃないですの」


「そ、そうですけど......」


「良いなー、その巨乳で誘惑すればロイロイなんてイチコロでしょ」


「何でロイさんが出てくるんですか!!」


リコは赤面しながら言った。


「え?だってここにいる全員ロイロイのこと好きなんじゃないの?」


「「「......」」」


レイカの一言に全員口を閉ざした。


「え?何で黙るの?」


「わ、私は......好きとかではなく憧れです」


「じゃあもしロイロイがリコのこと好きで告白されたらどうするの?」


「そ、それは......その、えーっと......で、でもロイさんはカエデさんのこと好きだと思いますよ!」


リコはカエデを見ながら言った。


「何でよ、私とは喧嘩してばっかりよ」


「喧嘩するほど仲が良いって言うけどね」


「コアネールはどうなのよ、貴方とロイって結構意気投合してたじゃない」


「私は国に許嫁が沢山いますから」


そう言うコアネールに驚くリコ。


「い、許嫁!?」


「ええ、国の王女ですから珍しいことではありませんわ」


「許嫁なら僕にもいるよ」


レイカもそう言う。


「レイカちゃんも!?そ、そうか......レイカちゃんもお姫様だもんね」


「お姫様なんて可愛いもんじゃないけど......まあ親が昔に勝手に決めたことだから僕は自由にするけどね」


「みんな凄いですね......」


「何も凄くないよ。僕は普通に恋愛して結婚とかしたいし.....」


レイカは少し嘆息を漏らす。


「......そう言うレイカはロイのことどう思ってんのよ?」


カエデは横目でレイカに聞く。


「え?僕?」


「人のことばっかで何も言ってないじゃないアンタ」


「僕は......」


レイカはロイのことを思い出した。


「初めは頼りにならなそうな男の子だと思ったよ。だけど話したり一緒にいる内に優しい男の子だって気付いて......魔王である僕に気さくに話しかけてくれるし、気も使ってない感じで良いなとは思ってて......僕のために一生懸命になってくれるし、悩んだり悲しんでいる時は一緒に悲しんでくれる人で......」


話している内にハッとするレイカ。


「い、いや......ま、まあロイロイなんて僕にとってはただのペットみたいなもんかな!!ガハハハ!!」


「アンタがロイのこと大好きって良くわかったわ......」


「い、いや......そんな真剣な話では......」


「ハア......ロイの奴、今頃何やってるんだろ」


カエデは湯船を見ながら言った。


「あれ?そちらこそ想い人に想いを寄せるって奴かな?」


「そんなんじゃないわよ」


カエデはレイカをジロッと睨んだ。


「元気にやってるっしょ、ロイロイは」


「そうね......何だかんだしぶとい男だったからね」


「それにウチのサイちゃんと一緒らしいからね、心配いらないと思うよ」


「別に心配はしてないけど......」


カエデは深く湯船に浸かった。


「まあまずは魔王城に到着しないとね、もうそんなに遠くないと思うから」


「そうね、あの変態の情報屋もそう言ってたし」


「ねえねえ!!魔王城に着いたらみんなを饗してあげるよ!!魔王城のシェフが作る料理本当においしいんだよ!!」


レイカはカエデ、リコ、コアネールに向かって言う。


「良いですねー、魔王城の料理楽しみです」


「私も魔王城には言ったことないですから、楽しみです」


「魔王城って、私も行っていいの?一応帝国軍の雇われなんだけど」


「良いって良いって、今はランドがいないし適当に僕の友達だーって言っとけば大丈夫だよ」


「そ、そうなのね......」


「みんな元気にしてるかなー、僕がこんなに魔王城から離れたのって人生で初めてだよ」


レイカは空を見上げる。


「ロイロイも入れてみんなでずっと一緒にいられたらいいのにな......」

面白い!続きが気になる!今後に期待!


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