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紳士クンの、割と不本意な日々  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンの危機
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3 ヒモパン以外の大事な事

そして撫子がヒモパン以外のある事に気づき、太刀に言った。

 「そういえばこの画像って、どれも凄く近距離で(・・・・・・)撮られていますね」

 撫子の言葉通り、そのいずれの画像も、

カメラが被写体の女子生徒に近い所で撮影されていた。

更衣室の画像なら、カメラはその更衣室の中で。

スカートの画像なら、その被写体のすぐそばで。そして太刀は続けて撫子に尋ねた。

 「これはつまり、どういう事か分かるか?」

 「え?えーと、つまりこれは、これを撮影した人物が、

撮られた女子生徒のすぐ近くに居たという事で、もしそれが部外者なら、

その場に居た皆が気づくはずだから・・・・・と、いう事は、まさか!」

 ハッと気づいて言葉を詰まらせた撫子に代わり、令が静かに言った。

 「内部の人間の犯行って事?」

 「そうだ」

 太刀は頷いてパソコンの電源を切り、令達の方に向き直った。

その太刀に撫子が声を荒げた。

 「そんなバカな⁉という事は、この学園の女子部の生徒か先生が、

こんな事をしたって言うんですか⁉どうして同じ女子なのにこんな事を⁉」

 それに対して太刀は、変わらぬ冷静な口調で言った。

 「誰も、()が(・)犯人(・・)だ(・)と(・)は(・)言って(・・・)ない(・・)ぞ」

 「へ?」



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