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紳士クンの、割と不本意な日々  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンの危機
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2 この学園に、ヒモパンを穿いている子が居る

すると撫子は慌てて取り繕った。

 「あ!いや!今のは冗談ですよ冗談!

太刀お姉さま程女性らしい方はそう居ませんよ!」

 「お前、また左の目尻がひきつっているぞ」

 「い、いやだなあははー!そ、それより、一体誰がこんな事をしたんですか?

まさか、部外者がこの学園に侵入して?」

 「いや、それはない。この画像をもっとよく見てみろ」

 太刀はそう言って画面を指差した。

そして令が更に画面を覗き込み、何かに気づいた様に

「あっ!」と声を上げた。

 「何か分かりましたか?」

 撫子の問いかけに、令は至極真剣な口調でこう答えた。

 「この子、ヒモパンを穿いているわ・・・・・・」

 「そんな所を見ろと言ってるんじゃない!」

 太刀は怒りの声を上げたが、令はうっとりした表情でこう言った。

 「一体誰にこのヒモをほどいてもらうのかしらね~」

 「アホか!中年オヤジみたいな事を言うな!

そうじゃなくて、この画像が撮影された状況をよく見てみろと言っているんだ!」

 太刀に怒鳴られた令と撫子は、改めて画面を覗き込んだ。



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