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紳士クンの、割と不本意な日々  作者: 椎家 友妻
第三話 紳士クンの再会
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13 伴兆太郎の結論

結論から言うと、生徒会長の令に無理矢理そうさせられたからだが、

兆太郎はその理由を、次のみっつに(しぼ)った。


一、紳士クンは、実は最初から女の子だった。

 ニ、紳士クンは男だが、実は女装が趣味だった。

三、紳士クンは男だが、兆太郎の恋人になる為、女になる事を選んだ。


 そして兆太郎がこのみっつの中から選んだ答えはこれだった。

 (三しか考えられない・・・・・・)

 兆太郎はケンカの強さも番長クラスだが、前向きな考え方も番長クラスなのである。

しかも彼は、この学園で噂となっている、

『出会いの館』と『告白の池』の事も知っていた。

そんな兆太郎は、更にこう考えた。

 (あの図書館で蓋垣と出会えたという事は、次に告白の池であいつに告白すれば、

俺はあいつと結ばれるって事じゃねぇか!)

 そう悟った兆太郎は、頭の中がウカレポンチになった。

 (うぉおおっ!遂に俺の想いがあいつに届く日がやって来たんだ!

この前の時はあいつの凶暴な姉に邪魔されてうまくいかなかったが、

この学園にはその姉も居ない(著者注※居ます)。

次は必ずうまくいく!待っていてくれ!蓋垣!)

 そう思いながら、兆太郎は不気味な笑みを浮かべた。

そんな彼の様子を周囲のクラスメイト達は、恐れる様な眼差しで眺めていた。



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