4 ベタベタのイチャイチャ
などと笑美と華子が言い合っていた頃、
紳士クンは令に肩を抱かれ、校舎の廊下を歩いていた。
「あ、あの、令お姉さま?
そんなにくっつかれると、歩きにくいんですけど・・・・・・」
紳士クンは身を縮こめながらそう言ったが、
令は更に紳士クンに体を密着させながらこう言った。
「いいじゃないのこれくらい♡私達はお友達なんだから♡」
「で、でも・・・・・・」
そう言って視線を泳がせる紳士クン。
自分に体を密着させる令に加え、
廊下をすれ違う他の生徒も紳士クンの事をチラチラ見ていくので、
何とも落ち着かない気分だった。
そんな紳士クンに、令は悲しげな声で言う。
「もしかして乙子ちゃんは、私の事が嫌いなの?こんな事されるの、迷惑?」
「め、迷惑というか・・・・・・」
それを言うなら、男の自分が女子校に無理矢理入学させられた事の方が、
よっぽど迷惑だと言いたかった紳士クンだが、それを直接彼女に言う度胸はなかった。
そんな中令は続ける。
「せっかく同じ学園に入学したのに、
乙子ちゃんってば全然私に会いに来てくれないんだもの。私、寂しくて」
「そ、それは、ボクは一年生ですし、
用もないのに令お姉さまの所にお邪魔する訳にはいかないですよ・・・・」
「そんな事気にしなくてもいいの。
乙子ちゃんが私に会うのに、理由なんか要らないんだから」
そう言って令は、紳士クンの華奢な体をギュッと抱き締めた。
「わわわっ⁉ダメですよ令お姉さま!」
「照れなくてもいいじゃない♡私と乙子ちゃんの仲なんだから♡」
焦る紳士クンをからかう様に、令は更に紳士クンをギュッと抱き締める。
元々女の子に対する免疫が少ない紳士クンは、たちまちパニックになった。
(あわわわ⁉ど、どうしようどうしようどうしよう⁉)
このままでは流石の紳士クンも、心の底に眠る男としての性的衝動が暴走してしまう。
と、その時だった。




