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紳士クンの、割と不本意な日々  作者: 椎家 友妻
第三話 紳士クンの再会
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4 ベタベタのイチャイチャ

などと笑美と華子が言い合っていた頃、

紳士クンは令に肩を抱かれ、校舎の廊下を歩いていた。

 「あ、あの、令お姉さま?

そんなにくっつかれると、歩きにくいんですけど・・・・・・」

 紳士クンは身を縮こめながらそう言ったが、

令は更に紳士クンに体を密着させながらこう言った。

 「いいじゃないのこれくらい♡私達はお友達なんだから♡」

 「で、でも・・・・・・」

 そう言って視線を泳がせる紳士クン。

自分に体を密着させる令に加え、

廊下をすれ違う他の生徒も紳士クンの事をチラチラ見ていくので、

何とも落ち着かない気分だった。

そんな紳士クンに、令は悲しげな声で言う。

 「もしかして乙子ちゃんは、私の事が嫌いなの?こんな事されるの、迷惑?」

 「め、迷惑というか・・・・・・」

 それを言うなら、男の自分が女子校に無理矢理入学させられた事の方が、

よっぽど迷惑だと言いたかった紳士クンだが、それを直接彼女に言う度胸はなかった。

そんな中令は続ける。

 「せっかく同じ学園に入学したのに、

乙子ちゃんってば全然私に会いに来てくれないんだもの。私、寂しくて」

 「そ、それは、ボクは一年生ですし、

用もないのに令お姉さまの所にお邪魔する訳にはいかないですよ・・・・」

 「そんな事気にしなくてもいいの。

乙子ちゃんが私に会うのに、理由なんか要らないんだから」

 そう言って令は、紳士クンの華奢な体をギュッと抱き締めた。

 「わわわっ⁉ダメですよ令お姉さま!」

 「照れなくてもいいじゃない♡私と乙子ちゃんの仲なんだから♡」

 焦る紳士クンをからかう様に、令は更に紳士クンをギュッと抱き締める。

元々女の子に対する免疫が少ない紳士クンは、たちまちパニックになった。

 (あわわわ⁉ど、どうしようどうしようどうしよう⁉)

 このままでは流石の紳士クンも、心の底に眠る男としての性的衝動が暴走してしまう。

と、その時だった。



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