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裏Resort  作者: まさぐりまさお
最終章
92/108

軽井沢編3 よくある春の光景

この時期


僕は失恋モードであったが、新入社員の4つ下の女子を面倒見ている間に速攻で心変わり。




よくある春の光景




その4つ下の新入社員はシゲちゃんといって、茨城訛のある子で可愛らしかった。


背が低く田舎のヤンキーっぽさを隠せない感じ


当時セッター(セブンスター)を吸っていた。


髪の毛の色が明るく、上司に注意されて泣く泣く黒く染めていた。




そんなシゲちゃんを街のスーパーとか近くのたばこの自販機を案内しているうちに、酒も飲めるということだったので、ホテルの部屋で呑むことにした。




ホテルの部屋は狭くて町田君という同居人がいるのだが、関係ない。




眞露の紅茶割を飲んだ。




春なので寒くて二人で布団に入った。




町田君はそっぽを向いて寝ていたが、構わずいちゃついた。


ただ、最後まではしなかった。


この子はどこか正気で、許さない部分があったのだと思った。


ひっきりなしに携帯電話が鳴っていて、ディスプレイには彼氏の名前が出ていた。




山とはそういうところ。




この2年で学んだ。




近くにいる人ですべて賄おうとする。




ただ、それが一時期の気の迷いであることと、必ず冷めるという事をまだ知らない。


そんな恋愛とも呼べない恋愛がそこらじゅうで起きている。




それが山




白馬でもどこでもそうだけど、同棲もどきに一緒に生活して大人になった気でいるヤツも沢山いる。


僕もその一人だった。




その後もままごとの様な小さい生活が少しだけあったが、新しくアルバイトが入ってくると、すぐに醒めていく




遊園地がオープンすると同時にアルバイトが沢山入ってきた。




シゲちゃんは解りやすく、ある男の子に言い寄り始めた。




悔しい気持ちがあったが、どこかで慣れていた。




その男の子は確かに爽やかでカッコいい。




その男の子はサトシという名前で、あの僕が軽井沢にきて一番最初に寄った定食屋の息子だった。


サトシは僕の部署のアルバイトで自然と僕とも仲良くなった。




この年は男女関係が一番滅茶苦茶だったし、全体的に入り乱れていた。




例えるならば




「あいのり」


が巨大になったバージョンだ。




途中で収集が付かなくなることもしばしば。






どこが


「社内恋愛中止」なんだ。


誰一人として守っていなかったし、逆に皆が皆今でいう「肉食系」だった。


だから楽しかった。




それが山の春

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