東条湖編8 オトコ
飲み会のあったその日
夜、コズとメールをした。
他愛もないメール
僕はもう好きになっていた。
我ながら早いなとは思ったが、一番輝いて見えた。
丸い顔、賀来千香子の様な声、小さなおっぱいが可愛らしかった。
コズもまーやんもまさみも遊園地横の女子寮に住んでいるとのことだった。
コズは瀧ちゃんという女の子と2人部屋で、その瀧ちゃんこそあの憎き畳谷の彼女。
それで、畳谷がその部屋に居座っている事が判明した。
居座るというか住んでいるという感じだった。
僕の信念として
「女の部屋に転がり込む」
のはダサい。
40代の今でもそう思う。
女の部屋は居心地が悪くサッと帰るのがモットーだ。
2人でいたいなら自分がいい部屋に住んでそこへ招くのが男だと思う。
だから僕はこのコズが住んでいる女子寮へは一度も行ったことが無く見たこともなかった。
やっぱり畳谷はダサいと思った。
仕事は相変わらず軽くいびられながらもトイレ掃除をこなし、遊具を操っていた。
タカも相変わらず色々な人と仲良くなり、レストランのおばんちゃんにまで可愛がられていた。
ほんと。得な奴
また、この飲み会で仲良くなった現地の若者
20歳になったばかりのかっちゃんとマサ。
かっっちゃんは遊具の古くからのアルバイト。柔道部でガタイが良く、明るいナイスガイ
マサはかっちゃんの幼馴染の友達でゴルフ場でアルバイトをしていた。
マサは根暗と言われ
「自分の部屋で爆弾とか作るタイプです。」
と自己紹介した。
ギャグなのか本当なのか解らなかった。
三人とも共通して好きな音楽がPUNK ROCKでHIPHOPが好きな僕は、聴いたこともない曲をたくさん紹介してもらい、徐々にハマっていった。
男だけで、たまに小野という町のトリドールに行った。
車で40-50分くらいかかるところ。
トリドールはあの丸亀製麺の会社。
この頃はまだ、ファミレスチックな居酒屋だった。
車で行って、普通に呑んで東京にはないような美味いものも教えてもらった。
驚いたのがやっぱり関西人はせっかちだという事
「おねぇちゃん、これだけでもはよ持ってきて」
と20歳の若者が平気で言う。
僕はカルチャーショックを受けた。
トリドールの後は、また車で30分くらいかけてカラオケ屋に移動。
酔っぱらっているので窓全開でRUNDMCを大熱唱。
まさにhiphopとrockの融合。
っていうかよく捕まらなかったな・・・
男だけのカラオケが本当に楽しかった。
これは間違いなく青春
ちなみに
この時教えてもらった、ニューロティカの修豚哀歌は後にプロポーズする時に使わせてもらった。




