軽井沢編2
話は少し戻りますが、軽井沢に帰った時に新入社員達が合流しました。
僕等にとっては待望の新入社員。
しかし、僕らの遊園地に来たのは
篠田(女性)
南谷(女性)
町田(男性)
の3人。
そして、園内管理に配属は勿論男性の町田君でした。
彼らは大学を卒業した幹部候補生たち。
僕らみたいな雑草中途採用とは扱いが違います。
先ず、初めから一番いい寮の「コテージ」に住める。
給料も僕らより4-5万高い。
流石は大卒。
嘘だろと思うほど待遇が良い。
しかも、同期なる人達で研修してきたため、仲間が多い。
羨ましくて邪な気分になりました。
町田君が配属されると、早速こき使いました。
現場仕事をガンガンさせて、アルバイト同様の扱いをしました。
彼は、少し不満げでしたが、なんとか仕事をこなしていました。
背が高く、口数は少ない方で素朴な栃木青年でした。
僕らの手伝いで、イベント関係所属(着ぐるみに入りパレードとかしたり、子供が遊ぶおもちゃを管理する部署)の篠田さんが手伝いに来ていました。
ぱっと見は「乳がデカいギャル」
東京出身で、お父さんがフィリピンパブなどを何店舗か持っていて、少し怪しげな会社経営をしているとのこと。
この篠田と町田が仲がいい。
怪しいなと思い探りを入れると、篠田にはすでに研修中に付き合い始めたホテルに配属になった爽やかな彼氏がいるとのこと。
この時はそんなもんかと思っていました。
この時に僕もようやく寮を「ゴルファーズ」から「コテージ」に移れる日がきました。
コテージは2人部屋で、相手はあの町田君でした。
先輩風を吹かせて、広い方をぶんどりました。
そんな感じで、アルバイトが来るまで、新入社員も交えて
ハリオ、僕、町田、篠田で良く飲んだり、駅近くのカラオケに行ったりしました。
もう一人の新入社員の南谷さんは、変わった女性で、背が小さく真面目タイプ。
主に経理の部署で亀子さんの下で働くことになりました。
しかし、僕らとはあまり関わらなかったのですが、食堂でよくなの鎌Pと二人で野球を見ながら食事をしていることが多かったです。
みんな、淋しいのかなと思いました。
そういえば去年僕も鈴木ユミがすぐに近寄ってきたことを思い出しました。
やっぱり
RESORTは遊びに来ている人もそうだけど、働きに来てる人の方が奔放。
遊ぼうと思えばいくらでも遊べる感じがする。
東京でモテなくてもここに来れば別次元だな・・・・
そんな感じがプンプンする。
でもやっぱり人間関係がこじれて色々な揉め事に発展するのも早い。
そんな嵐の前の静けさのような平和な期間でした。




