表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏Resort  作者: まさぐりまさお
1年目
45/108

白馬編16

季節はいよいよ3月に入り、暖かい日もチラホラ。


とはいえまだまだ雪深い日が続いていた頃。




仕事では、朝一番で山頂へ行って、リフトを動かす為、1人でスノーモービルで山頂へ向かっていた。




2月中に、パトロールの先輩にモービルで山頂へ連れて行って貰った時には、雪が深くて道も見えないなか、ぐいぐいと2ケツで登っていく。


スノーモービルは、後ろに駆動部分がある為、運転する人は曲がりたい方向へ身体を大きく倒すが、後ろに乗る人は、少し逆に体重をかけるのだ。これが難しい。




そんな研修を終えて、1人でも山頂へ行けるようになっていた。




山頂勤務の人は、昼食時に食堂へ行けないので、朝出勤したら、食堂で筒型の保温弁当箱で昼食を受け取る。


それとスノーボードを持って、スノーモービルで山頂へ行く。


点検が終わったっら、荷物を全部おいて、モービルを置きに行くために、モービルで下る。




登りよりも下りが怖い。




ブレーキはなるべく掛けるな。


という教えがあって、氷の部分でブレーキをかけると、横滑りして駆動部分のベルトが雪に噛んでしまい、横転事故につながるのだ。


だから、エンジンブレーキだけで下る。




登るときは楽しいのだが、下りが一番怖かった。




そしてまたリフトで上がり、勤務するのだ。




こんなことを常に二日酔いで行っていた。






そんな仕事が終わると、この日はベテランリフトマンのベレが、白馬の勤務終了という事でお別れ会が第一ロッジで開かれることに。




ブラジル式のパーティーは主役が酒代などを負担するという。


日本では逆なだけに違和感があった。


第一ロッジにみんなで行くとベレはすでにキマッテいた。




煙と酒の匂いが充満した廊下に皆いた。




乾杯も挨拶も何にもなし。




音楽と、煙と、酒と会話。


これだけで良い。


飛び交うポルトガル語と日本語と英語


はっきり言って誰が何を話しているか解らないし、日本語が通じない場合は、適当ない英語でОK




皆が部屋から出てきて、大騒ぎ。


凄く楽しかった。




「ポルトガル語のスラングを何か一つ教えてくれ」




と頼んだら。




「ハイムンダ」




というような言葉を教えてくれた。


これは、どういう意味かというと。




女性蔑視の言葉で


「顔がブスだけどヤルだけの女」


という意味。




エビに例えているのだが、エビは頭を食べないが身体をたべるでしょ


と教えてくれた。


ひでー言葉だ。


だから、ベルベットというクラブに行ってる時に彼らは、


「今日はあのハイムンダでいいわ」


みたいな会話をしていたらしい。




いかにもブラジル人のスノーボーダーらしい言葉だと思った。




騒ぎも半ばになってくると、カップルが次々といちゃつき始める。


これは何回見ても慣れなかったな。こっちが恥ずかしくなるくらいキスをする。


そして次々と部屋へ消えていく。




あれ?




この前と違う女の子じゃない。と思ったら、その女の子はまた違う男の子と・・・・


もうぐちゃぐちゃ。


ラテンの乗りって素晴らしいな。


良く揉め事が起きないものだと感心した。




そんな中、ガウシュに言われた。




「お前もそろそろあの子モノにしちゃえよ。時間が無いぞ」




ああ、そうだった。


春ちゃんとの関係もうやむやになっていたのだ。


好きか嫌いかは解らないけど、いつも一緒に居たし、おっぱいがデカいし、ブラジル人たちのラテンの乗りに感化された僕は、とりあえず告白してみることにした。




この場合、告白という言葉は正しくないけど、まぁいっかと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ