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裏Resort  作者: まさぐりまさお
1年目
31/108

白馬編2

雪道をひたすら走り続けた。




UAの音楽と共に。




どこかで左折して、その山を登ればコルチナ国際スキー場に着く・・・・・・ハズ。




何回も車を停めて、地図を確認。


天気は最悪。


雪がどんどん降ってくる。


標識なんて見えない・・・


この3万で買ったセフィーロが命。




車が止まったらマジで死ぬなと思っていた。






白馬村に入り、八方尾根、栂池を超えて、小谷村に入った。


ココだ!!!


と思い、左折。




多分あってる。


時間もない。




いや、もはや時間なんて関係ない。


無事に着けばいい。






急な峠道だった。




途中で雪が深すぎて、スピン。


思った通りの最悪な展開。




なんとか戻して、進むが今度は広いところで、雪が深すぎて、ハマった。




車はうんともすんとも動かない。


タイヤがひたすら空回りする。


絶望的な展開。




雪はどんどん降ってくるので、どんどん埋まってくる。


死・・・・・死ぬ・・・




パニックになりかけたが、気が付いた。


予備にチェーンを積んでいたのだ。


これは、雪道を心配した車屋の友達が、鎖の安い物でいいから積んでおいた方がいいと進言してくれたからだ。


長野県民の意見を聞いといてよかった。




早速、外に出て、その鎖のチェーンを装着。


かじかむ手


しびれる腕


ニット帽には雪が積もりすぎている。




嘘だろ


嘘だろ


と何回も思いながら、四苦八苦した。


無理だった・・・・




車の中で少し休んでいると、通りがかりの地元の車が来た。




「どうした?」




助かった。


泣きそうだった。いや、泣いていた。




その人の助けで、チェーンを装着して、ハマった雪からの脱出方法を教えてもらいなんとか這い出た。




運がいい。




というか人のやさしさに本当に感謝した。




自分も困っている人が居たら絶対助けなきゃいけないと思った。






時間は完全に13時




東京を出て、10時間。




やっとたどり着いた。白馬コルチナ国際スキー場。



次の現場だ。

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