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裏Resort  作者: まさぐりまさお
1年目
30/108

白馬編1

1999年世紀末




本当は世紀末は2000年か。




特別に覚えている年だった。




何せ、こんなに色んなことがあった年は他にない。


21歳




深夜3時にセフィーロで家を出て、夜明け前に渋谷から中央高速で長野を目指す




当時はカーナビなんて付けるのに結構な金額がかかったから、金持ちの物だった。


当然貧乏な僕は、カーナビなんてないから、前日の夜に地図を頭にインプットし、助手席に開いた地図を置いて、運転する。




あとは、案内看板を見て、雰囲気で目指す。


現地には13時入りの予定。




十分時間はあったが、雪道だし、諸々のトラブルを考えたら10時間はかかると踏んだ。




時間が余ったら、仮眠を取ればいいと思った。




談合坂あたりまでノンストップでhiohopガンガンで行った。


色々な事を思い出した。


特にナオミのこと。




談合坂でメールを入れてみた。




でも、朝日が昇るなか、高速を音楽かけながら、走っているとなんか新しい事が始まる予感にワクワクした。


ⅮJwatarai のmixtapeを聴いていた。






「オレこれからどうなるんだ?」




とてつもなくハイテンションだった。


この時いいリリックが出来た気がしたな。




長野近辺に近づくと、どんより曇ってきたので、tapeqを


自作の「UA特集」にした。なぜか夏っぽい曲「プライベートサーフファー」が流れて、いい気持ちにさせた。




でも、最悪の展開になってきた。




長野で高速を降りてから、大井町を目指すと


雲が重く、雪がガンガン降ってきたので、心配だった。


僕の車はFR(後輪駆動)で、4本ともスタットレスを履いているが、後方が重くないとケツが流れる癖があった。


それは、車屋の友達にも教えてもらっていたし、現に、秋口に軽井沢の峠で、落ち葉でスピンして事故の手前まで行ったからだ。




ものすごい慎重に運転しているが、こんなに雪であたり一面真っ白な世界で運転したことがあまりなかった。


UAが勇気をくれる・・・わけでもなく、くそったれと思いながら運転した。




1人だし、高速を降りてから道もあまり解らないし、雪が深すぎる。


なんで俺がこんな目に・・・


朝のテンションは吹っ飛び、全てを呪った。




時刻は午前11時くらいだったかな。


大町から田舎道をひたすら白馬村方面へ向かって走った。

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