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裏Resort  作者: まさぐりまさお
1年目
3/108

軽井沢編③

万座鹿沢駅に迎えが来る時間になった。


しかし、おかしい。






どう見ても、駅には僕一人しかいない。


僕は車の免許を合宿で取っているのだが、その時は田舎のさびれた駅に何人も「それらしき」人がいたもんだ。そういうことを想像していたので、「あれ?」と思った。


しばらく、ベンチに座って待った。


さびれた田舎の駅に、「cisco」の袋とデカい鞄にダブルのスーツを着た22歳の若者が一人。


シュールだ。




待てども待てども、それらしき車は来ない。


「忘れられてるわ」


と思い、行先の案内を取り出し、電話をかけてみた。


すると、






「あー、そういえば! もう少しまっててください。すぐ行きます」






とのこと。


僕は結構大きな会社に就職したつもりだったので、不安が一気にやってきた。


そして、30分後。


遠くのほうから、一台のボロボロのキャラバン。


ボディーには「ホテルグリーンプラザ」との文字が。






「マジか」






その車が僕の近くに停車した。


中からは、緑のポロシャツを着たイカツイ感じの浅黒い大男が出てきた。


「石田君だね。ハイのって」


と言ってくれたので、ビクビクしながら車に乗った。


この大男が僕の上司であり、20年たった今でも連絡を取る大切な先輩である


「辻岡」さんだ。


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