仮帰宅東京編-5
天使のお誘いには乗る主義
天使が変身手に手とる趣味
天使は、腰痛の僕を気遣って、マウントポジションになってくれたりと、かなり粋な女性だった。
結構な音量でhouse musicが流れていた。
僕は何故かその尻を叩いてしまった・・・なんでか解らないけど、ノリでぺんぺんしてしまってから、ハッと我に返ると、天使は喜んでいた。
朝を迎えた。
もう一回した。
何故だろうか、こういう時は朝の寝ぼけている時が一番興奮する。
昼くらいまで寝た。
そして、爽やかに起きるつもりだったが、酒を飲んだ翌日。
腹痛が・・・絶対下痢のヤツ。
絶対すげぇ音が出ちゃうヤツ。
トイレを探した。
狭いワンルームですぐ見つかった。
そのユニットバスを見て、閃いた。
「シャワー借りていい?」
「うん。」
シャワーを全開にしながら、便座に座る。
少しずつかつ大胆に音量調整しながら、何とか出し切った。
流石は若さ。
括約筋が大活躍。
そんなこんなで、お昼に一緒に家を出て、今日はデートすることになった。
駅近くの中華屋に行って、どこ行くか話していると
「私田舎者だからお台場でデートがしたい」
とのこと。
お台場があまり好きじゃなかったが、今日は違う。
腰が軽い。
いそいそと、お台場に行って、クリスマスデート二日目を迎えた。
ふと我に返り、考えた。
(どうしよう、このままでは好きになっちゃう。でも、本当のクリスマスの日には白馬の王子様どころか、白馬のスキー場で働いている)
ナオミはこの時どう思ってくれていたのか?
解らないが、僕は複雑だった。
楽しい時間があっという間に過ぎ、モノレールで新橋に戻って、地下鉄でお別れした。
泣きそうだった。
なぜか
泣きそうだった。
直ぐにメールした。
いっその事、こんな仕事辞めて、東京にずっといようかとも思ったけど、そういう中途半端なことすると、女に振り回される人生を歩むようで嫌だった。
でも、また逢いたい。
メールでもやり取りは続き
「次はどこ行く?」
「一緒にクラブ行こうか」
という会話がほぼ毎日続いた。
白馬に行く前にもう一回逢おうと決めた。そしてそこで本当のことを言おうと思った。
このまま彼女を騙してる自分が凄く恥ずかしくなった。
そして、12月20日に白馬へ発つ予定なのだが、12月18日に逢うことにした。
場所は代官山
今度は群馬ナンバーの3万で買ったセフィーロで行った。代官山に・・・・
店はあの「アフリカ」
昔TTがナースに逆ナンされ、ずぶずぶの関係になったレストランだ。




