仮帰宅東京編-1
話は少し戻りますが
出会い系サイトの女の子とのメールが1か月も続いたころ、賭けに出ました。
「12月に入ったら、あいませんか?」
ここで、
「いや、メル友で」
って返ってきたら、だるいところでしたが
「うん!じゃあいつにする?」
激熱リーチがかかりました。
キュインキュインきゅいーーーーん!!!!
ボキーーん
ランプは点灯している。
あとは7を揃えるだけだ。
手が震える中
日程をそっと詰め、何事もないことを祈り過ごすことにしました。
かといって、メールの炎を絶やすわけにはいかないので、消えないように、小さく灯しながら前進を試みましたが、
どうしても、恋人の様なやり取りが毎日続きます。
(ここで調子こいたらおしまいだ・・・)
と思いながらも炎は大きく燃えていきました。
ここで、大問題が持ち上がったのです。
「芸能人に例えると誰に居ている?」
この質問が来たか。
いよいよ、来るべき時が来たか・・・・
当時写メールの交換が未だ出来なかったので、高を括っていましたが、そう来たか!!!と
熟考の末
「巨人のガルベス投手」
とギャグとも何とも取れないボケをかましました。
黒人だしいいか!
と思って送りました。
スルーされ
「私は小柳ゆきって言われる」
と・・・・
よくわかんないな。
お互いその後容姿の話はしませんでした。
「ま、会えばわかるでしょ」
なっていました。
あぶねーー
あぶねーー
東京での楽しみが無くなるところでした。
そして、会う日程が12月10日に決まり
場所はクリスマスの雰囲気が濃厚な新宿駅南口
当時新宿のサザンテラスがライトアップされていて、とてもいいデートスポットになっていました。
とにかく後は金を用意しなきゃと思い、東京へ帰ってくると、せっせと朝からスロットに通うのでした。




