軽井沢編-16
雑草が伸びるのがとてつもなく速い
この7月になると、雑草が伸び放題
ということで、朝6時に出勤して草刈
そして、通常業務をして、閉園後また草刈
草刈が終わって暗くなったら、事務作業
時には暗くなってからも、園内の破損個所などを修繕する。
破損個所があった場合は、出来るだけお金を掛けたくない会社側
「業者に頼んでいいですか?」
「は?やってみたの?」
「いや・・・やってみます」
とこんな感じだから、なんでもやらされた。
大体の物はホームセンターに売っているから、総務で仮払いでお金を貰って、会社のあのボロボロのキャラバン(僕が最初に迎えに来てもらった車)で買いに行って、自分たちで直す。
モルタル練って
丸のこでべニア板切って
渓流釣り施設の川に潜って石積んで
バールで壁ぶっ壊して、また張って。
ペンキ塗って
ハチの巣駆除して。
俺は何屋さんだ?
本当に東京で学生として遊んでいた生活とは真逆の生活。
なんでもやらされた。
で寮に帰るのが22時とか。
当時は、上司が帰らないと帰れないという謎の空気があった為、下っ端は一番最後だった。
で、寮に帰ると大学生が飲み会を各部屋でしてるから、気になってたまに混ざっていた。
この頃になると、アルバイトのヤングロッジが満杯で社員が使うゴルファーズロッジにもアルバイトが進出していた。
若いって不死身だと思った。
でも、さすがにしんどくて、作業しているふりして、倉庫で昼寝していた。
でも、社員はトランシーバーを持たされていて、何回も呼び出されていた。
この時に現場で頑張っている僕とかと、現場に出てこないで指示だけしてくるほぼ同期の東条さんとは、よく喧嘩した。
現場で作業している人間はみんな東条さんにむかついていた。
だから、会社で呑む機会があるたびに酔っぱらったふりして鬼絡みしてやった。
それを上司の辻岡さんだけが面白がって
「もっと言ってやれ」
って喧嘩に火をくべていた。
特に大変だったのが、渓流釣りという施設とパターゴルフだった。
渓流釣りはもともと本物の川を改造して、釣り堀にしていて、そこにニジマスを仕入れて放流するから、一番下でせき止めなきゃならない
仕入れた魚が全部逃げてしまうから。
その一番下のせき止め方がやっつけで、石を積んであとはホームセンターで売っている小さい鉄柵があるのみ。
後はボロボロの小屋にボロボロの生け簀。
台風とか雨が降るたびに、川が増水して仕入れたお魚ちゃん達が大脱出
これをどうしろって言うんだ???
答えは
「自分たちで直して使え」
「業者は使うな」
です。
パターゴルフも同様。
平地じゃなくて浅間山が吐き出した溶岩石を積み重ねた丘を削って作ってあるから、やたらと小汚い
葉っぱは大量にあるし、雨が降ったら、全て池になるし、つなぎ目でボールが詰まりまくる。
だから、僕が一年目に取引した業者と言われるトコロといえば
ビバホーム
カインズホーム
建材屋
養魚場
だった。
まじで何屋さん??