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裏Resort  作者: まさぐりまさお
1年目
10/108

軽井沢編-10-

その別荘の周りは木々と駐車場で他は何もなかった。


夏場はホテル客の為に、そこではキャンプファイヤーのサービスを行っている。




そんな別荘の中にいた人たち




高橋おやじ(32) おそ松くんのハタ坊みたいな感じの気のいいオヤジ。当時は30代をオヤジと呼んでいた。酒が飲めない。


このオヤジは酒が飲めないけど飲み会が好きで、ビールをなんとか我慢して呑む。


園内管理の季節社員で、ゴルファーズロッジに住んでいた。




渓流釣りという施設があって、遊具から少し離れた場所に川が流れていて、そこでニジマスの釣りと塩焼きを食べられる。


おもに、そこを任されている人で、後に僕がこの仕事を引き継ぐ




中嶋(20)おっぱいの大きなぼんやりした女の子。酒が好きで、1人でも毎晩呑んでいるという。


売店で働く季節社員






鈴木ユミ(22)僕と入社時期が全く同じ唯一の同期。この頃はまだ僕も鈴木も研修中だから、アルバイト扱いだが。


丸顔の目が大きくて可愛らしい子。同じヤングロッジに一人部屋で住んでいる。


先輩の石川さんが狙っている。






那須くん(21)3月から新入社員で入った少し先輩の、一個下


中途採用那須君というブログをここで書いたが、その人である。


後に大変なことになるが、この時は普通の気のいい青年でGWにアルバイトに来ていたかわいい子に速攻で手を出し、なかなかのプレイボーイな奴であった。




この4人んと僕と石川さんで、ワインを飲んだ。


安いワインだけど、山では氷もいらない、割物もいらないワインが重宝される。


この日は本当に楽しかった。






この日を境にみんなと仲良くなり、色々と面倒を見てくれるようになった。


先輩の石川さんは車を持っていて、鍵をつけっぱなしにしていて、このメンバーなら、一言石川さんに言えば、休みで石川さんが使わなければ車を使っていいとのこと。




高橋オヤジは朽ち果てた元レンタサイクルから、チャリンコを持ってきて、乗っていたが、ゴルファーズロッジだからもういらないと言って、チャリを僕に譲ってくれた。


おかげで、毎日快適に通勤できた。


快適に通勤といえば、それだけでなく、鈴木ユミが毎朝玄関で待っていて、一緒に通勤するようになった。


なんだか恋人みたいな気分で朝通勤していた。




鈴木ユミが一人部屋と知って、僕も一人部屋にしてくださいと、総務に言ったらあっさりと、1人部屋にしてくれたことも大きかった。


それからはよくこの鈴木ユミが僕の部屋にビールを持ってきた。


けど、先輩が狙っているのを知っているので、本当に困惑した。


この辺から鈴木ユミが何かと僕にくっついてくるようになって、通勤や、昼休み、も一緒挙句の果てには、僕が出勤で、彼女が休みの日に、遊園地に来て僕にずっと話してくるので、上司に凄く怒られた。






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