初夜
今回はエロいと思いますので、嫌な方はご遠慮下さい。m(_ _"m)
初夜
クレアとミレアが作ってくれた料理は素晴らしかった。
ホテルのレストランで出された魚料理を俺が褒めたことに対抗心を燃やしたのか、魚料理が多い。
リムも祝って貰えてご機嫌だ。
俺は、普段酒を飲まないが、こんな時くらいはと、先程街で調達したものを出す。
クレアが強い!
あれは何処で鍛えたのか知らないが、底無しという部類だな。
反対にミレアは弱く、一杯目で結構出来上がっている。
俺に絡んで(抱きついて)きたので、クレアに取り押さえられていた。
カレンは普通だな。
顔は赤くなっているが、そこまで酔った感じでもない。
この世界はテンプレ通り、飲酒に対する年齢規制は特に無い。
なので、リムも飲みたがったが、俺がまだ早いと止めた。
彼女は、『もう子供じゃないの!』とか不満そうだったが、大人しくジュースを飲んでくれている。
もっとも、今晩に備えてとか訳の分からない事も言っていたが。
ちなみに俺はというと、全く酔わない。
スコットが強かったのか、勇者補正なのかは分からないが、自分としては少し寂しい。
こういう時くらい、羽目を外して馬鹿騒ぎしたい、といった気分だったからだ。
食事の片付けを皆で済ませて、全員、ソファーで寛ぐ。
リムが紅茶を淹れてくれた。
うん、美味い。香りがいい。
「ところでアラタさん、その、いつ私達にお情けを頂けるのですか?」
クレアが唐突に切り出した。
今朝も考えていたが、やはりまだその気になれない。
「済まん。お前達の気持ちは嬉しいし、俺も男だ。お前達を抱きたいのは山々だ。」
「じゃあ、何故ですの? 私達に何か至らないことでもありますの?」
「いや、お前達に何の不満も無い。これは俺の問題だ。」
「その、『スコットさんの身体』を気にしてるんすね?」
「カレン、その通りだ。これはスコットの身体だった。スコットに申し訳ないというか、借り物という気持ちが抜けないんだ。」
「やっぱりっすか。アラタさん、ちょっと立って貰っていいっすか?」
何をするつもりか分からないが、カレンが立ち上がったので、俺もソファーから腰を上げる。
「!」
いきなりカレンが俺に蹴りを入れて来た!
ふむ、なかなかいい蹴りだ。
しかし、魔物には通用するかもしれないが、俺には丸見えだ!
俺は軽く躱してカレンの背後を取り、腕を極める。
「おい! どういうつもりだ? それに、やるならお前の得意な剣を使え。今のお前の体術では俺には通用しないぞ。」
「ってって、痛いっす! 勘弁っす。いきなり仕掛けたのは謝るっす! でも、これで分かったっす!」
「ん? 何がだ?」
俺はカレンを離し、再びソファーに腰を落とす。
カレンも俺の正面に座る。
「スコットさんはそういう躱し方、出来なかったっす。リムちゃんだって、躱した後、関節を即座に極めるようなことはしないっす。あんなことを出来るのは、多分アラタさんだけっす。」
ふむ、そう言えばこいつら、俺が寝た後、たまに組手とか練習していたな。
確かにスコットには体術スキルもないし、こんなことは出来なかっただろう。
「つまり、その身体はもう、スコットさんじゃないっす! そして、アラタさんが居なくなったリムちゃんも、もうアラタさんじゃないっす! 完全に別人なんす!」
俺はカレンの言った事を理解した。
そしてその意味を反芻する。
「うん、分かったよ。確かにこの身体は元はスコットだが、確かにもう別人だな。俺も弓を扱える自信は全く無い。カレン、ありがとう! 何か吹っ切れたよ。」
「えへへ。あたいも嬉しいっす。リムちゃんにある程度ステは聞いてたっすから、本気で反撃されたらって考えたら、ドキドキもんだったすけど。」
「あはは、お前も本気じゃなかったろう。目を見れば分かる。」
「じゃあ、これでもう大丈夫っすね。」
「ああ、カレン。墓を作った事もあると思うが、何か解放された気分だ。本当にありがとう。」
俺はカレンの隣に座り直し、彼女の尻尾をモフる。
うん、相変わらず最高の感触だ!
「あ・・・、あたいも我慢できないっす!」
カレンは俺に顔を寄せて来た。
俺ももう躊躇わない。
抱きしめてキスをしてやる。
「あ・・ふ・・・」
カレンの舌が侵入してくる。
俺も侵入し返す。
周りの目なんか知ったことじゃない!
俺はカレンを貪る。
「カレン、良かったわね。アラタさん、私にもお願いしますわ。」
「ああ、クレア、お前も来い!」
クレアは濃厚だった。
俺の下半身ももう限界寸前だ。
「不味いな。このままでは抑えが利きそうにない。俺達はまだダンジョンに潜らないといけない。その、なんだ、なので、お前達にまだ子供を作ってやることは出来ない。物足りないが、ここまでだ。」
「あら、アラタ、そんなことを気にしていたの? この世界には便利な物があるの。そこは大丈夫よ。じゃあ、次は私ね。最後まで責任取ってよね。」
「ちょっと待て、リム! お前はまだ子供だ! 俺にそのつもりは無い!」
「でも、あなた、あたしに言ったわよね? 16歳から女として扱われるって。」
そして、リムは俺の膝に乗って来る。
俺も火がついてしまったようだ。
抑えきれない!
リムを抱きしめ、キスをする。
「嬉しい! アラタから初めて! このままあたしをあなたのものにして!」
「ああ、してやる! だが、今は無理だ。その・・、今度だ。ミレア、待たせたな。」
尚も俺を求めるリムを引き剥がし、ミレアを抱きしめキスをする。
ミレアは淡泊だったが、表情が何と言うか凄くエロい。
リビングだったので、俺達は最後までは至らず、今、俺はシャワー室に居る。
大きめのバスタブを購入したのだが、やはり不満だ。
うん、明日風呂を作ろう。
俺はサイズや材料とかを考えながら、湯を沸かす。
【ファイアショット】で温めているのだが、出力の調整が難しい。
油断すると、バスタブごと燃やしそうになる。
「アラタさん、手伝います。」
「おう、ミレアか、すまんな。って、おい!」
彼女は裸だ。
「そ、それは協定違反とかにならんのか?」
「問題無いです。今日のアラタさんを見て、必要無いということで一致しました。」
ふむ、俺が部屋を出る時、女共が相談していたのはそういうことか。
「あ~、もういい。でも、流石にここではせんぞ。」
「はい、あたしも・・・、初めてなので、あの・・・、ベッドでお願いします。」
二人で交互に【ファイアショット】を放つとあっと言う間に適温になる。
「じゃあ、先に浸からせて貰うぞ。」
「ご一緒させて下さい。」
俺はもう観念している。
というより、箍が外れてしまったのだろう。
大き目のバスタブだが、やはり二人が限度だな。
ちと狭い。
「ミレアちゃん、時間っす!」
「え、もう? 仕方ないですね。これからだったのに! では、失礼します。」
ふむ、これを取り決めていたのか。
しかし、こいつら、律儀だな。
「失礼するっす。」
「カレン、尻尾を洗ってやろうか? 虫がつくんだろ?」
俺はあえて意地悪く言う。
そして、湯船に浸かったカレンの尻尾を遠慮なくモフり倒してやった。
「そ、それ以上はダメっす! もう無理っす! あ、いや・・・。」
ふむ、やはり弱点と。
カレンはそこで果てたようだ。
しかし、そんなものを普段から外に出しているってどうよ?
犬人族、理解できん。
「カレン、交代ですわ。」
湯船でぐったりとなっているカレンを、クレアが情け容赦なく排除する。
カレンは這うように出て行った。
そして、クレアが俺の背後から湯船に滑り込む。
「失礼しますわ。」
後ろから抱きしめられる。
背中の感触がかなりヤバい。
「その、宜しかったらここでも。私は構いませんわ。」
背後から手が伸びる。
「いや、流石にそれは勘弁してくれ。」
だが、俺ももう限界だ。
「クレア、すまん。あれは、リムが言っていたのは済ませてあるのか?」
「はい、魔法薬ですわね。アラタさんが目覚めてから、全員服用しましたわ。次のあの日まで大丈夫ですわ。」
なるほど、一月持つと。確かに便利なものだ。
俺は湯船から上がり、タオル一枚でクレアの手を引く。
寝室に行く途中、リムと擦れ違ったが、もはや眼中に無い。
部屋に入ると、そのままベッドになだれ込んだ。
俺は遠慮なくクレアを貪る!
クレアもそんな俺に応えてくれる。
「クレア、ありがとう。今更だが、こんな俺で良かったのか?」
「はい、アラタさんだから、私も感じるのですわ。」
「そうか。しかし、他の奴には何か悪い事をした気になるな。」
「いいえ、問題無いですわ。バイアロン!」
ん? 何か身体の奥が熱い。
ひょっとして。
「それ、夜の持続がどうのとかって回復魔法じゃないよな?」
「あらあら、その通りですわ。では、カレンと妹達もお願いしますわ。」
クレアは満足したのか、ベッドから立ち去る。
しかし、俺はかなりヤバい状態だ。
クレアが出ると、ミレアが入って来た。
俺はもはや野獣モードだ。
いきなり押し倒す!
「あ、初めてなので、あ・・・い・・・。もっと・・・・。」
シーツが少し厄介な事になったが、タオルをかけて誤魔化す。
次に来たのはカレンだ。
「今回は最後まで・・・、きゃんっ!」
「やっぱりカレンの尻尾が最高だな。だが、もうそれだけでは我慢できんな!」
カレンが俺の横で寝息を立て始めると、リムが入って来た。
一糸纏わぬ姿だ。
俺は自分で触ったことはあるが、こうやって見るのは初めてだ。
小柄な、まだ子供なはずなのに、艶めかしい。
俺は気付いた。
そう、身体はまだ発展途上だが、彼女はもう立派な大人なのだ。
中身、精神に関しては、他の3人と比肩しても相違ない。
「リム、いいのか?」
「ええ、アラタ。さっきも言ったわ。あたしを・・・、女として扱って! そして、アラタの、貴方の女にして下さい!」
俺は濃厚な口づけを施す。
リムがそのまま覆いかぶさって来た
「い、痛い! でも! でも! 嬉しい! あたし・・・、あたし! やっと!」
「今まで本当に済まなかったな。だが、俺もやっと素直になれたようだ。お前が、お前達が好きだ!」
「リムちゃん・・・、良かったですわ。本当に・・・、本当に良かったですわ!」
見ると、クレアとミレアが立っていた。
「アラタさん、つ、続きをお願いします! お姉様が悪いのです! あんな魔法!」
「あらあら、ミレアも素直じゃないわ。じゃあ、このまま全員お願いしますわ。」
結局、目が覚めたら昼だった。
横ではリムが寝息を立てている。
他の女達はもう居ない。
あまりの寝顔の可愛さに、俺はキスをしていた。
それで目が覚めたのか、リムが俺に抱き着いてくる。
「続きはまた今度だ。今日は風呂を作りたい。俺の世界の風呂だ。きっと気に入ると思う。」
15R、大丈夫ですよね?
やばそうだったら、教えてください。
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