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22歳♂ 何故か女の体に転生しました。  作者: BrokenWing
第一章
5/99

ステータス表示

案の定、主人公、チートですね。


少しだけ訂正しました。


    ステータス表示



「後、俺の聞きたいことは、解ってはいると思うが、俺の強化方法だ。できれば先輩勇者のナガノさんにご教授お願いしたいところだが、ここに居ないということは、今はできないのでしょ?。潜っているのか? まあ、纏めて襲われるリスクは避けるべきだろうし。」

「うむ、イオリは今この街にはおらん。場所は儂も知らん。それでじゃ、まずは最初にイーライ!」

「は!」


 祭祀長が立ち上がり、俺の側に来る。そして、おもむろに懐から何か石?鉱石?のようなものを取り出した。

「近衛様、右手をこの石にかざしてください。今から行うことは、この世界においての身分証の発行のようなものです。」


 俺が石に手をかざすと祭祀長が何やら呟く。

 石が一瞬光った!


「おお~、これが魔法って奴?」

「はい。では近衛様、右手に意識を集中して【ステータス表示】と念じてください。」


 俺が言われたとおりにすると、右手からスマホの画面のような半透明の表示が浮かび上がる。


    【ステータス表示】

氏名:アラタ・コノエ 年齢:22歳  性別:男

職業:勇者  レベル:1

体力:120/120

気力:170/170

攻撃力:130

素早さ:150 -10

命中:150 -5

防御:120  +5

知力:220

魔力:180  +5

魔法防御:170

スキル:言語理解5 交渉術2 人物鑑定1 特殊性癖1 水魔法0 土魔法0 光魔法0 

家事0 社交術0

    

 

 氏名、年齢、性別、職業、レベルの欄の表示が少し薄いな。

 なんとなく理由を推測できるが。

 なるほど、普通のRPGとかの能力表示と一緒だなと、目を通していく。

 今までの話じゃ、この数値、多分チートなんだろうけど、基準が分からんな。

 

 下の方まで行って目が止まる。


 【特殊性癖】って! 


 まあ原因は想像つく、あの変態侍女達のせいだろう。 

 

 しかし、その後の【水魔法0】ってなんだ? 

 使えるのか? 素質自体はあるってことか? 

 等と考えていると祭祀長が声をかけてきた。


「流石は勇者様ですな。素晴らしいステータスです。」

「この世界の一般が分からんしな~。他の勇者との比較も。あ、これ、どうやってしまうの?」

「右手に集中して、【解除】と念じてください。」


 俺が集中すると、表示は消えた。


「これ、周りの人にも見えた?」

「ステータス表示画面は、持ち主が見せたいと思った人以外には、基本的に見えません。高レベルの人物鑑定スキルと魔力を持っている方は、こちらにその気が無くても覗かれますが。私が見えたのは、私の能力もあるでしょうが、近衛様が無意識に私に見せようと思われたのでしょう。」


 カサードに視線を向けると、何やらニヤニヤしている。

 

 こいつにはバレたな。


 周りの貴族や兵士は特に表情を変えてないから大丈夫だろう。


「判ってはいると思うけど、カサードさん、祭祀長、頼むよ。」

「無論、わが国の財産である勇者の『特殊な』能力を口外するはずがなかろう。」


 完全に黒だな。


「では、祭祀長、ステータスの意味を簡単にお願い。」

「はい・・・」


 要約すると以下のようだ。

 上から体力、気力までは説明するまでもなかろう。

 

 レベルは普通に生活しているだけでも、勝手に上がるらしいが、魔物等を倒すと上昇率が高いらしい。

 ステータス全般はある一定年齢を境に個人差はあるが下降していく。

 また、一般人の20歳なら、平均ステータスが80もあればかなり優秀らしい。

 勇者に関しては直接聞いてくれとのことだ。


 攻撃力は素手での値らしく、武器等を持つと上昇するらしい。


 素早さは字の通りだ。回避率に影響があり、特殊な攻撃にも影響がある。マイナス値はハイヒールのせいだろう。


 命中は武器や素手での命中率に影響する。また、回避同様、特殊な攻撃の攻撃力にも影響が出るらしい。


 防御もそのままの意味らしい。ワンピース、意外と防御力高いな。


 知力はスキルの習得や魔法の命中等に影響が出るらしい。

 特殊な魔法の攻撃力にも影響がある。

 これだけ少し高いな。


 魔力は魔法攻撃力、魔法防御もそのままの意味だ。


 スキルは使うことによって上昇し、最大レベルは現在確認されているところで5ということらしい。

 習得条件は、基本的に鍛錬すれば勝手に覚えるのだが、不明な物も多い。

 また、自分で意識しないと発動しない物と、意識せずに発動する物の2種類に分かれる。

 人物鑑定や魔法等は前者、言語理解等は後者だろう。


 レベル0の意味については、何も説明されなかったところを見ると、イレギュラーなのだろう。


 気を遣わせて悪いな。


 ステータス表示には実はもう1ページあって、そこには武器防具、所持品等の情報が出るらしい。

 後で確認しよう。


「祭祀長、ありがとう。」

「とんでもございません。」

「アラタ、そろそろ疲れたじゃろう。昼食でもどうじゃ。」

「そうだね。あ、ごめん、その前に便所行きたいんだけど?」」

「ミレアがご案内致します。どうぞ、こちらです。」


 後ろから来たミレアに手を引かれて部屋を出る。


「こちらです。」

「ん、俺が泊めて貰っている部屋のほうが、近いのでは?」

「近衛様のお部屋は、現在清掃中です。」


 何か引っかかるところがあったが、黙ってついて行く。


「ささ、こちらです。」


 案内された部屋は、日本のごく普通の一般家庭にある洋式便所だ。ちゃんと紙もある。

 女って面倒くせぇ~、と思いながらスカートを捲って、下着を下ろし、用を足す。

 

 すっきりしてから、洗面台で手を洗おうとすると、いきなりミレアが駆け込んできた!


「おい!」


 床が円形に光った!

 

 その瞬間、ミレアが無言で俺の手を握る!


「てめえ!」


 一瞬、視界が真っ暗になる。


 目の前の景色が変わった。


ステータスは後でいじるかもしれません。


ブックマーク登録ありがとうございます。

気が向いたら評価してやってください。m(_ _"m)


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