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22歳♂ 何故か女の体に転生しました。  作者: BrokenWing
第一章
25/99

新たなる魔法

5000PV超えました。読んでくださった皆様、ありがとうございます。m(_ _"m)

        新たなる魔法



 翌日は特に苦労することなく、18階で休憩となる。

 

 変わったことと言えば、メイジゴブリンという魔物が登場したくらいだ。

 こいつはスキルを使ってこちらの呪文を封じてくる。

 芋虫の化物であるランドワームと一緒にこちらの攻撃を攪乱されたので、少し戸惑った。

 沈黙効果自体は俺とミレアの【ディサイレン】で解除できるのだが、先に封じられると当然唱えられない。

 しかし、攻撃力はさほどなく、サラサの魔物と同様に耐性稼ぎに貢献して貰う。

 おかげで、【沈黙耐性弱】以上を全員が取得できた。


「う~ん、皆のメインで使っている魔法のスキルが3以上になったのはいいが、魔法書が無い以上、新しい魔法を覚えられんな。」


 現状、俺の火魔法が3、闇魔法と回復魔法が4、ミレアの火魔法のレベルが4、風魔法が3、クレアの回復魔法が4、水魔法が3、スコットの風魔法も3と、皆次の魔法を覚えたくてしょうがないはずだ。


「そうですね。しかし、スキルレベルと共に、魔法の攻撃力自体も上がるので、現状は特に問題ないです。」

「しかし、これから階層を進むにつれ、魔物も強力になることが予想されるからな~。」

「それなら、戦闘が厳しくなってから、考えればいいのですわ。今出来ないことを悩むなんて、アラタさんらしくありませんわ。」

「うん、ミレアもクレアももっともだな。考えてみれば今までが楽過ぎたようだ。どうしても苦しくなってから悩もう。」

「それがいいですにゃ。」


 次の日はいよいよ20階の階層主との戦闘だ。

 案の定、お引きが2体いるようだ。


「今までのパターンからすると、お引きは多分メイジゴブリンだろう。こいつの攻撃には耐性もあるし、大丈夫なはずだ。それで問題は階層主だが。」

「ヤットンさんの話だと、耐久力が高くて、魔法が得意な魔物ですね。」

「また魔法か。前回のように一撃で終わってくれればいいのだが。」


 そう言いながらも、俺はふと思いついたことがあった。

 確か、魔法は仕組みを理解していれば、行使された魔法を見ただけで真似する、つまり覚えることが出来るという事を、以前聞いたはずだ。


「皆、少し試したいことがある。まずは全員お引きを倒してくれ。その後は階層主に何発か魔法を撃たせてみようと思う。それで、今まで使ったことの無い魔法を相手が使ったら、真似しようとしてみてくれ。」

「良く分りませんがやってみますわ!」

「そういう事ですか。流石はアラタさんです。」

「真似すればいいのですにゃ? 頑張りますにゃ!」


「当然、危ないと感じたら、速攻で倒すなり、撤退するなりするつもりだ。サラサの20階層の感じだと、俺達なら余裕を持って当たれるはずだ。あの時よりも、強くなっているしな。」

「「「はい!」」ですにゃ!」



 扉を開けると、予想通りお引きはメイジゴブリンだ。

 そして階層主はヤットンの言っていた通り、カブト虫の角の部分が人型の、昆虫と人を合体させたような化物だった。

 確かに胴体は堅そうだ。


 まずは俺が階層主に【ハイスタン】を唱える。

 今回はちゃんと決まったので、一気に間合いを詰める。

 その間に、クレアがミレアとスコットの援護の下、お引きに特攻して瞬殺させる。


「ファイアウォール!」


 俺の目の前が一瞬真っ赤になり、かなりの熱を感じる。

 だが、それだけだ。ステータスを確認すると、僅かに体力が削られた程度だった。

 幸い、喰らったのは俺だけのようだ。

 クレアはお引きを倒した後、すぐさま後退していたので助かっている。


 しかし・・・ん? こいつはちゃんと詠唱するのか。

 今までの魔物で、きちんと詠唱した魔法を使った奴が居なかったので意外だった。

 

「俺は大丈夫だ! まだ撃たせろ!」


 クレアが俺に回復魔法を放てるギリギリの距離を保ち、後の2人はそれよりも更に下がる。


「サイコドレイン!」


 これは初めて見た魔法だ!

 身体が少し気怠くなった感じがする。

 ステータスを確認すると、気力が30も減っている。


 考えろ! 

 この魔法は精神系統に作用する魔法だ!


 俺の魔法の中では【スタン】系統や、【バーサーカー】が恐らくそのジャンル。

 つまり、闇魔法というこだ!


 それならば、俺に使えないはずはない!


 俺は相手の気力を吸い取るイメージをし、気力を内側に込める。


「サイコドレイン!」


 俺はイメージを固めて詠唱する。


 ・・・・

 ステータスを確認すると、気力が全回復していた。

 成功だ!


「今のは成功した! まだいける! もっと撃たせろ!」

「「「はい!!!」」」


 今のは全員かなり興奮したようで、スコットの語尾がまともになっている。

 後ろでは皆が口々に「サイコドレイン!」と詠唱し出したが、何度も試しているところを聞く限り、成功したのは俺だけのようだ。


「ボルケイノ!」


 直径1mはあろうかという巨大な火の玉が俺に向かって来る!


 俺は意を決した。

 喰らって初めて解るはず!


 再び目の前が真っ赤に染まる!

 身体が燃えるように熱い!

 おまけに、かなりの衝撃を感じた。


 なるほど、名前通り、火山弾だな。


 ステータスを確認すると、体力が50程削られていた。

 俺以外が喰らっていたら、即死はないだろうがかなり効いた筈だ。


「今のは質量を持った火球だ! こいつは喰らったらかなりヤバい! 俺が引き付けている間に、お前らは真似ろ!」


 引き付けると言った俺だが、実はまだ試したいことがあった。

 メイジゴブリンの使っていた沈黙効果のスキル、あれも出来るのではなかろうか?

 あれも精神系に作用すると考えられる。つまり闇魔法だ。

 そして、【ディサイレン】で解除できるということは・・・。


 俺は再び気力を内側に集中させる。


「サイレン!」

「ファイ・・・」


 俺が唱えると共に、今まさに何かを詠唱しようとしていた魔物の口が閉じた。


 うん、成功だ!

 やはり原理が解ればできる!


 しかし、魔法攻撃がメインなのに、呪文を封じられるとはお粗末な奴だ。

 多分、俺の魔力が奴の魔法防御を大幅に上回っていたからだと推測できるが。


「よし! 奴の呪文は封じた! 畳み込め!」

「ボルケイノ!」

 

 俺が叫んだと同時に、俺の横を巨大な火球が掠めた!

 振り返ると、ミレアがどや顔だ。


 奴の魔法を封じたことで、かなり無力化できたはずだが、ここいらで決めてしまうべきだろう。

 あまり長引かせて想定外の事態が起こっても嫌だ。

 俺が振り返って頷くと、3人共理解したようで、スコットは矢を番え、クレアが槍を突き出しながら突進してきた。


 その後は簡単だった。図体のでかさの割には大した攻撃は無く、皆で寄って集って凹る。

 瞬殺とは行かなかったが、それでも俺の2発目の蹴りでとどめとなった。


現時点のステータスです。エクセルからコピーしたので見辛いかもm(_ _"m)

参考までに。


氏名:アラタ・コノエ 年齢:22歳  性別:男

職業:冒険者勇者貴族

レベル:30

体力:505/505

気力:535/53520

攻撃力:520

素早さ:540

命中: 540

防御:505

知力:580

魔力:540

魔法防御:520

スキル:言語理解5交渉術3危機感知5人物鑑定2特殊性癖1家事2社交術2 マッピング

格闘術5剣術2

回復魔法4 火魔法3闇魔法5風魔法2次元魔法1水魔法0土魔法0光魔法0

毒無効麻痺耐性中暗闇無効沈黙耐性中

アイテムボックス1620


氏名:クレア 年齢:20歳  性別:女

職業:奴隷〈リムリア・ゼーラ・モーテル〉

レベル:46

体力:185/185

気力:175/175

攻撃力:198

素早さ:193

命中: 184

防御:172

知力:140

魔力:180

魔法防御:175

スキル:言語理解3危機感知3家事4社交術2特殊性癖2マッピング棍棒4槍術3格闘術1

水魔法3回復魔法4

毒無効麻痺耐性中暗闇耐性中沈黙耐性小アイテムボックス828


氏名:ミレア 年齢:19歳 性別:女

職業:奴隷〈リムリア・ゼーラ・モーテル〉

レベル:44

体力:157/157

気力:183/183

攻撃力:155

素早さ:173

命中: 157

防御:156

知力:179

魔力:180

魔法防御:169

スキル:言語理解4危機感知3家事3社交術2特殊性癖2マッピングガード1剣術1

火魔法4風魔法3

毒無効麻痺耐性中暗闇耐性中沈黙耐性中アイテムボックス792


氏名:スコット・オルガン 年齢:18歳 性別:男

職業:冒険者鍛冶師

レベル:37

体力:135/135

気力:102/102

攻撃力:135

素早さ:127

命中: 150

防御:119

知力:123

魔力:140

魔法防御:130

スキル:言語理解3危機感知3マッピング

弓術4

風魔法3

武器作成2防具作成1道具鑑定3鉱石鑑定3魔核合成毒無効麻痺耐性中暗闇耐性中沈黙耐性中アイテムボックス518


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