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22歳♂ 何故か女の体に転生しました。  作者: BrokenWing
第一章
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ダンジョン泊


      ダンジョン泊



 俺達は、2階層の本道、3階層へ繋がる道からかなり外れた行き止まりの小部屋に案内された。

 途中、数回戦闘になったが、ゴブリンばかりだったので、全く相手にならなかった。

 俺はもはや盾を装備せずに突っ込んで行き、クレアがそれに続く。ミレアの魔法は温存し、スコットが残敵を狙撃するパターンだ。


「うん、確かにここならだれも通らなそうだ。」

「私もこんな場所は知りませんでしたわ。」

「私達は一直線に降りていきましたからね。」

「ここは、僕達がこのダンジョンで迷いかけた時に、たまたま来ただけですにゃ。」


「じゃあ、ここで休憩だ。結界石を使えば、魔物は近寄って来ないんだったな?」

「はい、効果は丸一日くらいですが、今まで魔物に襲われたことはありません。」

「では、私は食事の準備をしますわ。ミレアはあれ出しておいてね。」

「はい、お姉様。」

「ぼ、僕も何か手伝いますにゃ!」


 俺は結界石をアイテムバッグから取り出し、部屋の中央に設置した。

 すると、ミレアがその上に手をかざした。真っ黒な輪が広がる。

 アイテムバッグか? 何かでかい物を出す気のようだ。


 そこには巨大なベッドが現れた。


「そんな物、良く入ったな。」

「慣れれば簡単です。このベッドは大して重く無いですし。」

「しかし、ダンジョンにベッドって・・・。」


 呆れる俺とスコットに、更に追い打ちがかかる。


「あらあら、例えダンジョンでも女性の嗜みは必須ですわ。スコットちゃんは、悪いけどソファーで寝てね。」


 クレアはそう言うと、アイテムボックスからソファーを取り出した。


 もういい、好きにしてくれ!

 口振りからすると、ベッドを利用するのは俺とクレアとミレアだろう。

 確かに無理すれば3人寝られそうだ。


 一度こいつらのアイテムボックスの中身を見てみたいものだ。

 う~ん、でも、なんか見ないほうがいい気がする。


「俺は少し魔法を勉強するから、後は頼む。お前らも読めるのがあれば覚えておいてくれ。」

「「「はい。」」ですにゃ。」


 俺は持っていた魔法書を全部取り出し、ベッドに積んで腰掛ける。

 闇魔法の続きを読み、2つの魔法を新たに覚えた。


【バーサーカー】 文字通りの狂戦士化の呪文だ。これをかけると、最初に攻撃してきた相手を殲滅するまで戦い続ける。その間、物理攻撃系統しかできないが、全てのステータスが跳ね上がるという効果だ。魔法攻撃が厄介な相手にかけるのが主流だろうが、勿論自分にかけるという選択肢もある。

 【ハイスタン】 これは今まで使っていたスタントリックの上位魔法だ。今までは一瞬ひるませるだけだったが、これは3秒間程行動不能にできるようだ。3秒はでかい。今の俺なら確実に3発は追加攻撃できる3人の攻撃も合わせると大抵の敵は一撃で沈むのではなかろうか? しかし、この手の魔法は良い点だけではないようで、自分より魔力の低い相手にしか通じないようだ。また魔法防御の高い相手にも通用しない。


 ここまで読んだところで、いきなり睡魔に襲われた。

 ああ、チェンジだな。リムが目を覚ましたようだ。


「クレア、ミレア、スコットへの説明を頼む。どうやら入れ替わりの時間のようだ。」

「「はい。お休みなさい。アラタさん。」」



 夢の中でリムが無双している。

 食事後に、クレアとミレアの反対を押し切り、スコットを引き連れて自主訓練をしているようだ。

 攻撃に魔法も混ぜているのだが、この階層の敵は弱すぎて、気力の無駄使いといった感じである。しかし、スキルのレベルアップにはいいだろう。

 1時間くらいで拠点に戻って来て、後は魔法書を読み、皆が寝てからは見張りも兼ねていた。

 良くできた子だ。全く頭が下がる。

 リム目線だったが、スコットにも感心した。戻った後、リムと一緒に暫く魔法書を読んでいた。

 いくつか魔法を習得したようなので、起きたら確認してみよう。



 朝・・・か? 俺が目を覚まそうとすると、心の中に声が響く。


「おはよう、アラタ。でも、まだ起きないで。」

「分かった。引継ぎか?」

「そんなところね。大体は夢の中で知っているとは思うけど、スコットさんはいいわね。あたしも最初は元盗賊ってことで、かなり用心したの。けど、二人きりになっても、不審な点は無かったし、熱心だし。魔結晶というのを拾ってくれたわ。持っていると気力のストックになるらしくて、重宝するそうよ。」


「なるほど、あえて二人で狩りに出たのは試すつもりだったのか。」

「ええ、彼には内緒だけど、ミレアさんが距離を置いてついて来てくれていたわ。」

「命を預け合う仲間だ。お前も気に入ってくれたのなら良かった。」

「そうね。でもあたしはまだ油断しないわよ。信じてから裏切られるのは辛いから。」

「うん・・・了解した。そろそろ起きていいか?」

「ええ、他には特にないかな・・・お休みなさい。」

「お休み。リム。」


 目を開けると俺はベッドに座っていた。周りを見ると、全員起きている。

 今は何時くらいなのだろうか?

 ダンジョンの中は光の量が一定なので、時間が分からない。


「皆、おはよう。」

「「おはようございます。アラタさん。」」

「え、えっと、おはようございますにゃ。近衛様でいいですにゃ?」

「ああ、スコットはまだ驚いていると思うが、今はアラタだ。呼び方も『アラタさん』で頼む。」

「は、はいですにゃ。アラタさん。」


「ところで、時間って分かる?」

「はい、今は朝の8時ですわね。」

「魔時計がありますから、割と正確に分かります。ダンジョンでは必需品です。」

「ふむ、魔法の道具ってことでいいのか?」

「はい、私達のは長野様に頂いた高性能品ですわ。日付機能も付いていますわ。」

「思ったよりも便利だなぁ~。」


 ちなみにこの世界は地球と同じで、1日はほぼ24時間、1年360日というご都合世界であると後に確認が取れた。


「じゃあ、食事を済ませたら作戦会議だ。」

「あら? もう食事は済ませましたわ。」

「え! そうなんだ!」


 皆、きょとんとする。

 俺は夢を思い出そうとするが、記憶に無い。

 しかし、そう言われると腹も空いていない。

 まあ、さほど重要なことではないので覚えていないだけだろう。


「すまん。それなら、皆、ステータスを見せてくれ。」


       【ステータス表示】

氏名:スコット・オルガン 年齢:18歳 性別:男

職業:冒険者 鍛冶師 レベル:22

体力:78/78

気力:65/65

攻撃力:75 

素早さ:69 +1

命中:89 +1

防御:62 +11

知力:66

魔力:76

魔法防御:73

スキル:言語理解3 弓術2 武器作成2 防具作成1 鉱石鑑定2 風魔法1


    【装備】 

皮の鎧:防御+10

皮の靴:素早さ+1

布の服:防御+1

布の下着:命中+1


    【所持品】

強弓:攻撃力+15

鉄の矢×20:攻撃力+10

ダガー:攻撃力+5


「ふむ、スコットはレベルが1上がって、魔法を覚えたのか。頑張ったな!」

「ありがとうございますにゃ。【ウィンドカッター】と、【風の加護】というのを覚えたですにゃ。」

「【風の加護】とは?」

「弓矢とかの命中率が一時的に少し上昇しますにゃ!」

「お~、お前にぴったりだな。」

「はいですにゃ!」


 スコットは胸を張る。

 この言葉遣いさえなければ、もう少し様になるのに。


「次はクレア、頼む。」

「はい。」


     【ステータス表示】

氏名:クレア 年齢:20歳  性別:女

職業:奴隷〈リムリア・ゼーラ・モーテル〉 レベル:31

体力:107/107

気力:98/98

攻撃力:120 

素早さ:115 +1

命中:108 

防御:95  +30

知力:75

魔力:83  +1

魔法防御:98

スキル:言語理解3 棍棒3 格闘術1 水魔法1 回復魔法2 家事4 社交術2 特殊性癖2 アイテムボックス257


    【装備】 

ロッタの帽子:防御+1 認識阻害弱

小盾:防御+9

鎖帷子:防御+20

皮の靴:素早さ+1

布の服:防御+1

布の下着:魔力+1


【所持品】

チェーンフレイル:攻撃+25


「順調だな。回復魔法のレベルが上がっているが、何か覚えられた?」

「はい、【ポイズンカット】というのと、【ブラインカット】というのを覚えましたわ!」

「名前からするに、毒消しと盲目解除といった効果か?」

「はい、そうですわ。」


 クレアも嬉しそうだ。


「最後にミレア、頼む。」


    【ステータス表示】

氏名:ミレア 年齢:19歳 性別:女

職業:奴隷〈リムリア・ゼーラ・モーテル〉 レベル:29

体力:82/82

気力:105/105

攻撃力:82 

素早さ:100 +1

命中:84 

防御:82 +16 

知力:100

魔力:100  +5

魔法防御:94

スキル:言語理解4 剣術1 ガード1 火魔法3 風魔法1

 家事3 社交術2 特殊性癖2 アイテムボックス290


    【装備】

毛皮のコート:防御+10 

ロッタの帽子:防御+1 認識阻害弱

皮の胸当て:防御+5

皮の靴:素早さ+1

布の服:防御+1

シルクの下着:魔力+5


    【所持品】

ショートソード:攻撃力+7


「うん、ミレアも順調だな。火魔法の上位を覚えさせてあげたいが、今はレベル上げに専念したいので、街には帰れない。すまん。」

「とんでもないです! このまま潜れる階層まで潜りましょう! 私のことなんて、後回しです! もっと厳しくしてください!」

「最後のは意味不明だが、お前が強くなれば、潜れる階層も増える。どの道補給もしないといけないし、折を見計らおう。」

「はい、ありがとうございます。」


 ミレアもああは言うが、満更でもなさそうだ。魔法書が手に入ってもスキルがなければ使えないのだから、スキルレベルが上がって嬉しくない訳が無い。

 ほんの少しだが、スコットよりミレア、ミレアよりクレアの方が1レベル当たりの伸びがいいようだ。まあ、スコットは1レベルだけなので参考にはならないか。


 かく言う俺の現状はこうだ。


【ステータス表示】


氏名:アラタ・コノエ 年齢:22歳  性別:男

職業:冒険者 勇者 貴族 レベル:10

体力:235/235

気力:265/265 +20

攻撃力:250 +15

素早さ:270 +1

命中:270 

防御:235  +26

知力:310

魔力:270  +1

魔法防御:250

スキル:言語理解5 交渉術2 危機感知3 格闘術3 剣術1 人物鑑定2 特殊性癖1 回復魔法2 水魔法0 土魔法0 光魔法0 家事2 社交術2 アイテムボックス270


    【装備】

ガントレット:攻撃力+15

皮の帽子:防御+5

鎖帷子:防御+20

皮の靴:素早さ+1

布の服:防御+1

布の下着:魔力+1

魔結晶:気力+20


    【所持品】


奴隷:クレア ミレア

ショートソード:攻撃力+7


 新しく魔法を覚えた訳でもないし、スコットのこともあり、俺のステータスは伏せておいた。

 まあ、スコットに関してはリムの存在をばらしている時点で、何も隠す必要は無いと言えるのだが。


「俺も先に魔法を覚えるのに専念すべきなんだろうが、ここはミレアじゃないが、行ける所まで行こう。皆、頼む。」

「「「はい!」ですにゃ!」




ここいらで纏めて全員のステータスを紹介しようと思いました。

何かおかしなところがあれば教えて下さい。


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