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第25話 私がするのはただ着替えることを強要するだけ

今回は話が全く進んでいませんよ。

とてもグダグダですよ?

それでもいいならどうぞ。

「だからいいですって!」

「いやいや貸している私が言うんだから着なよ~」

『いいじゃんアリア着なよセーラー服っていう服」


 現在日も暮れたので宿屋に戻って来て食堂で夕食を食べているが俺と黒猫さんはまだアリアに説得を続けている。 宿屋に戻ってきたが闘技大会の影響と俺の目立つ服のせいで俺の存在がかなり知られているようで周りからチラチラと視線がして鬱陶しい……まあ今している会話のせいでもあるのだろうけど。


「やっぱ黒猫さんの服のセンスは中々だね~。 あの何百もある服の中からあの服を選ぶなんて~」

『スク水っていうのと悩んだんだけど……スク水は水着らしいからね』

「スク水はともかくなんで黒猫さんはレイさんが着てるようなスカートが短い服ばかり選ぶんですか……」


 確かに……黒猫さんはいつもスカートが短い服ばかり選んでいるそれにはやはり黒猫さんの趣味なのだろうか……。 そんな事を考えつつも俺は夕食のシチューを食べる……この世界の料理は意外にも味付けが濃くおいしいものが多い。 まあ米が無いのは残念だがこの世界にしかない食材も「マジック・テイル」にはあったので色々食べたいな~と思いつつアリアと黒猫さんの会話に耳を傾ける。


『アリアはその服でずっといたいの?』

「いや、そういうわけでは無いですけど……レイさんにまた別の服を借りるのは……」

『そうやって逃げてていいの?』

「はい?」

『もっと前に進もうよ!』

「いや……黒猫さん訳が分からないです」


 うん、何か黒猫さんが暴走している。 やっぱり黒猫さんも二回も決闘があったから色々疲れているのだろう……きっとそうだそうに違いない黒猫さんが意外に太ももフェチかもしれないとか思ったけどそんな訳ないだろう。


「まあまあ黒猫さん……とりあえず今は食べ終えてから夜にゆっくりアリアを説得しようよ」

『……しょうがない』

「私に着せる気はまだあるんですか……」


 アリアが重いため息をついたが俺はそれをあえて無視して話題を急カーブさせることにした。


「そういえば次の試合はいつだっけ?」

『明後日』

「じゃあ、明日は自由かぁ……」

「どこか行きたいんですか?」

「いや、別にどこか行きたいって訳じゃ無いけどどうしようかなぁってね」


 闘技大会の合間に何かしようって思うのもどうかと思うが暇には絶対なるので意外と悩む。


「じゃあ、明日は街のまだ見てないところを一緒に散歩しますか?」

「おぉ~いいねぇ! アリアが新しい服をお披露目しつつも街をお散歩! 何かいいねぇ~」

「あ、やっぱり着替えるの決定ですか」

『もちろん』

「……もういいですよ。 着替えますよ」


 おお!ついにアリアが折れてくれたし明日は女の子と一緒に街を歩くことが出来る!なんて最高な日なんだ!……まあアリアとはいつも一緒に行動はしてるけどね。


「じゃあ、早く着替える服を決めよう! さあ! この服の中から一つ選びなさい!」

「レイさん気が早すぎです。 とりあえず夕食を食べましょうよ」


 アリアがため息を着きつつ夕食のシチューを食べる……ああ今日も平和だと俺は思いつつアリアを見ながら何を着せような頭の中で考えるのであった。


「……レイさん、何か変な事考えてません?」

「いや、まずアリアがミニとロングどっちのスカートがいいか考えてるだけだよ?」

「それ、変な事ですよね?」

『変な事ではあるね』

「黒猫さんが裏切った!」



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