第16.5話 ハイルズの夜 宿屋にて
注意! 今回の話は作者の頭のねじとかが無くなったせいで内容がひどいです。 ゲームのキャラクター、タイトルとかが出てくるのに嫌悪感を覚える人は見ない方が良いです。 後、この話を見なくても別に大丈夫です。
視点変更 ハイナ2世→アリア
いきなりだが、レイさんは寝てるとき寝言を言うことがある。 たいしたことではないのだが時々「キングクリムゾン!」だとか「ティロ・フィナーレ!」などといきなり叫ぶため時々びっくりしてしまうことがある。 何かの呪文なのだろうか?今度レイさんにでも聞いてみよう。
私たちはハイナ教国首都ハイルズにやってきて、レイさんがギルドで冒険者として登録をし大会の参加申請も終えた後、首都を観光した後、宿屋に来て食事を取った後風呂に入り、もう寝るところだ。 レイさんは何故か私と風呂に入るときは顔を赤くして、私を見ないようにして入ってしまう。 他の人と入るのがそんなに恥ずかしいのだろうか?
「じゃあ、もう寝ようか。 アリア。」
「はい、おやすみなさいレイさん、黒猫さん。」
『おやすみ……。』
今日泊まっている部屋はダブルベッドの部屋であり、レイさんと黒猫さんが一緒に寝て私がもう一つのベットに寝る事になった。
「いや……だから、一番は優雨だってば……。」
ベットに入ってから大体2時間くらいがたっただろうかいきなりレイさんが変な事を呟き始めた。 ユウ?誰かの名前だろうか?
「雅楽乃……あの子もいいけど一番は優雨だよ~。」
ウタノというまた別の人の名前が出てきたが一番いいのはユウという人らしい。 そこからしばらく何も言わなくなったが。 レイさんがボソリと
「アリア……はぁ、かわいいなぁ。」
「へ?」
え?いきなり何で私が出てくるんですか? ついさっきまで別の人が夢に出てたんじゃないですか?
「ん?誰だって?……ああ彰は知らないのか俺よりも年下だけど……可愛い子なんだよぉ~。」
アキラって誰ですか!?また新キャラ出てきましたよ!?っていうか一人称が俺になってるし……。
「どこら辺がいいってそりゃあ……やっぱり真面目な所かな~。 俺の間違いをしっかり指摘してくれるし、可愛いしね。」
レイさんの寝言は聞かない方が良いかも知れない。 恥ずかしくて死にそうです……私。 ちなみにレイさんの寝言で起きた黒猫さんが私のベットに入ってきました。
「彰に勧められてやった……おと○ク2だっけ? あれ中々面白いね、気に入ったよ。」
またよく分からない単語が出てくる。 レイさんの寝言は多分誰かと会話をしているのだろう。 サッパリ分からないが。
「男子が女子校に通うなんて斬新な設定はびっくりしたよ!」
なんだかものすごくおかしい事を言っているような気がする。 よく分からないけど。
「俺だったらいけるかも!?ふざけるなよ!彰!」
『アリア……寝れないからどうにかして。』
「ごまんなさい……無理。」
黒猫さんが眠たそうにしながら私に訴えてきた。 中々かわいい……。
『何なでなでしてるの!やめて!離して!』
「かわいい……はあぁ♪」
『うぅ……夜怖い……。』
「怖がっているのもかわいい……。」
黒猫さんをそのままなでていると。 黒猫さんが『……【補助 変身】』と呟いた瞬間黒猫さんが白く輝いたと思ったら灰色の髪の少女が目の前に現れた。
「もう!離してってば。」
「えっ?黒猫さん?」
確かレイさんが「黒猫さんは変身して人になれるんだよ~。」とか言っていたような気がする。 っと言うことは目の前にいる美少女は黒猫さん!?
「黒猫さん……なの?」
「うん、そうだよ? っていうかアリアちょっと大丈夫?頭打った?」
私の手から離れて心配そうな顔をしながら私の額に白い手を乗せてくる。 それを見て私は。
「か、かわいい!」
「えっ?っきゃあ!」
思わず抱きついた。
「わっ! ちょっと! アリア!?」
「もう、ちょっと! 後、一時間くらい! こうさせてえええぇぇぇ!」
「にゃああああぁぁぁ!?」
黒猫さんが悲鳴を上げる。 もう、黒猫さんがかわいいからどうでもいいや……。
視点変更 アリア→レイ
「……何これ?」
朝起きて、アリアが寝ているベットに目を向けたがカオスな光景になっていた。 裸の黒猫さんに抱きついているアリア……涎を出していてとても幸せそうな顔をしている。
「ご、ご主人様……助けてぇ……。」
「な、何があったの?」
「アリアが……抱きついてきた。」
「は……はぁ。」
俺はアリアの意外な一面を見た気がした。