1888年・空の上②
投稿を1日遅れてしまい、申し訳ございません。
ドラキュラ所有・試作硬式飛行船【カルパティア号】
ミナはチャールズ・バベッジと長く話し合った後、スキップしながらブリッジへと戻った。
「バベッジとの会話はどうでした、ミス・マレー?」
入ってきたミナにモリアーティは質問した。
「楽しかった!!驚いた!!凄く有意義な時間だったわ!!私はもっと勉強もしたいと思った!!」
「でしょうね・・・是非色々と学んでいただけるとマスターの勢力の強化に繋がりますね」
「モリアーティ艦長、ちょっと気になることがあるの?質問していいですか?」
「いいですとも」
「この飛行船は何処に向かっているのですか?パリじゃないのは確かだわ」
「流石ミス・マレー・・・イベリア半島にある国家へと向かっていますよ」
「もしかしてタウレッド公国?」
「その通りです・・・マスターのいう通り、あなたはとっても聡明で素晴らしい方ですね」
「ある程度は推測できていたのですが・・・その理由まではわからないわ」
「マスターよりあなたにこれからのことを説明するように命令を受けていますよ」
「では、ぜひ教えてください」
「ミス・マレー・・・30銀貨の話を知っていますか?」
「まさか・・・あのイスカリオテの?」
「はい、その通りです・・・マスターはその中の3つを所有しています」
「3つも?・・・あのナポレオンでも1つを手に入れるのは苦労したと聞きました」
「わがマスターは偉大なお方ですからね・・・それでも評議会が所有している数より少ないです」
「そのタウレッド公国に銀貨があるの?」
「ええ、その通りです・・・そこを治めているかの有名な預言者の末裔の一族が1つを所有している」
「あのノートルダム家ね」
「はい・・・その銀貨の存在は評議会に感じ取られる前、ノートルダム家は使者を遣わして、わが陣営へと話を持ってきたのです」
「本当なら素晴らしいわ・・・でもなぜか引っかかるわ」
「はい、我々も引っかかるのですよ・・・話が出来すぎている」
「罠の可能性があるわ」
「はい、ですが本当に渡して貰える可能性もあるので、我々はそれを確かめねばなりません」
「万全の体制でそちらに向かうっていうわけですね」
「はい、そのためにあなたが必要なのです」
「天才のあなたに言われるとすごく照れますわ」
「謙遜しないでいただきたい・・・あなたの素晴らしい頭脳と直観力はノートルダム家の真意を解くには必要です」
「ノートルダム家の真意は評議会の罠ならば・・・全力で戦くのですね・・・」
「その通り、偉大なるわがマスターであるドラキュラを二度と侮れないため」
「その意見に賛成だわ」
「フォン・ヘルダー、全速力でトレード市へと進路を取れ!」
モリアーティは操縦士であるフォン・ヘルダーに命令をした。
「はい、艦長!!」
「それではミス・マレー、どうぞ、ポーロックの隣に座ってください・・・あなたはこの【カルパティア号】の第二副長となったのです」
「わかりました」
夜空の暗闇に守られて、試作硬式飛行船【カルパティア号】はタウレッド公国へと向かった。
続く・・・
次回の更新予定1月30日(金曜日)
続く・・・
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