表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
親友面した女の巻き添えで死に、転生先は親友が希望した乙女ゲーム世界!?転生してまでヒロイン(お前)の親友なんかやってられるかっ!!  作者: 音無砂月
第2章 剣を振るう理由

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/62

第40話 楽しいお茶会?

「労働階級じゃあるまいし、貴族の令嬢が働くなんてはしたないですわよ。こんな方たちが王女殿下の側近候補なんて信じられませんわ。同じ舞台に立ってほしくないですわね」

お茶を一口すすりながらレイチェルは私とシーアンに侮蔑の眼差しを向けてきた。

彼女が着ているドレス

今飲んだお茶の茶葉

彼女が使っている茶器

今日食べた菓子

それらは全て労働階級と呼ばれる人たちが作ったものであり、庶民が働いて納めてくれる税金で賄われている。

彼らがいなければ私たちはすぐに飢え死にするだろう。

それに私たちが着ているドレスは到底一人で着れるものではないし、元日本人である私は問題ないけど生粋の貴族令嬢である彼女たちは一人で着れる簡素な仕様になっている庶民の服ですら一人で着ることはできないだろう。

服の着方、ボタンの留め方すら知らない令嬢だっているのだ。

そんな令嬢の方が私は恥ずかしいと思う。なのにそれを誇るとか、ちょっと頭おかしんじゃないのと思うのは私が元日本人だからだろう。

「確かに、同じ舞台に立ってほしくはないですわね」

そう言ったのはシーアンだった。

私たちを貶した言葉を彼女はレイチェルに返したのだ。シーアンは口元を扇で隠しながら侮蔑の眼差しをレイチェルに向ける。

「女公爵に女王陛下。この国にも勿論、他国にも女性が家主や国主になった歴史はあります。あなたの発言はそんな彼女たちを貶めるものよ。そんなことも分からずに浅慮な発言を当然のように行う方と一緒の舞台に立ちたいとは思いませんわ。同じ人種に思われるのは正直不愉快ですもの」

「っ。私はそんなつもりで言ったわけでは。変な勘繰りはよしてください」

反論するも苦し紛れなのは誰の目から見ても明らか。勝負あったわね。

「皆さん、折角の楽しいお茶会です。その辺にして、もっと楽しいお話をしましょうよ」

モリアナは両手をパンッと合わせて、みんなの注目が集まったのを確認してから言う。

「今度のパーティーに着て行くドレスの話とかしませんか?あっ!どうせならみんなでお揃いにします?」

「「「いやよっ!」」」

私を含めた三人の側近候補がすぐさま拒絶をした。

モリアナも拒絶されるのが分かっていたのか特に嫌な顔をすることはなかった。それどころか「ですよねぇ~。私も嫌です」なんて言う始末だ。これにはちょっと脱帽だ。

だが今度のパーティーに着て行くドレスの話は悪くない提案だ。

令嬢たちはドレスが被らないように予め情報を集めてからドレスを作るのだ。そして今度のパーティーはアイルと側近候補の顔合わせなのだ。できたらサボりたい。仮病を使ってでも。けれどそんなこと父が許すはずがない。

仮病ではなく本当に体調が悪くてもあの父なら無理をしてでも行けと言うだろう。


ああ、面倒くさいな


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ