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朝焼けを飲み込んで

作者: 年齢制限

感情起伏なんだそれ


アンタここで何をした?

アンタここで何をして、

アンタここでいつ死んだ?

死にたいに死にたいなと風は吹く。


風邪を轢いて車に惹かれたの、

夕方は少し蒸し暑くてさ、

冬の風がまた懐かしくなって。


ありがとうのその意味もわからないのに、

足を伸ばして整えて、

髪を結んで、そうやって生きてる。


電車の扉が空いた時、

季節を吸ったその風が肌寒くて、

亀みたいに震えてた。


下から見る黄色い太陽は、

批判するのかのように光ってて、

応援にはほぼ遠い汚い光でさ。


マフラー巻いた首が汗を巻いてさ、

知らない女の子がタワーが飛び降りた。


ぶつかった地面は綺麗でさ、

真っ赤な太陽みたいでした。


電波線にぶつかって、

感電しそうになって、

優しい感情が生まれてさ、

足がもげてた。


援交している学生が、

下から皆を眺めてて、

汚い性器から真っ赤な朝空が垂れててさ、

我慢しているの。


遠くにいる君たちみたいになりたくて、

彼女達の下に降りてさ、

落ちるコンクリートよりもっともっと下。


気にしなくていいからさ、

もっと激しく腰を振ってよ。


強く。強く。

ほんと、殺すみたいにさ。


口から夕方が流れる、

鼻から夕焼けが流れた。

性器からは真っ白な雪と朝が。


頑張る君を見捨てはしないよ、

みんなは無視しているのかもしれないけど、

あの真っ赤な太陽は僕らの存在なんだ。


身体の中の太陽が、

どんどん抜けている。


綺麗なバイオリンが、

彼らを無視してなっていて、

あそこの黄昏が綺麗になって。


青い椅子の真ん中には、

黒い硬い硬い塊が生まれている。


まだ早いかもしれないけど、

冬の白い空が白い太陽を沢山振らせて、

また、マフラーが汗ばんで、

また、ひとりだけど、

真っ赤な太陽がまた僕らの上に居て。


寒い身体を放っておいて、

未だ美しい絶景を探してる。


身体の中の夕焼けは美しく、

夜になる前に死にたくて。


割れたコンタクトレンズはほんのり香り、

割れたコンクリートの隙間の夕日が、

目に。目に。入って。


人並みの幸せを握りしめて、

感覚の狭間を歩いてる。


君を殺そうと、

僕らはみんな、

朝日がついた首を持つ。


足に刺した夕焼けが、

腹に刺さった夕日が、

彼女から太陽を増や増やす。


醜い鬱の花が咲いて、

太陽を養分に、

豆の木みたいに大きなる。


死んだ汚い車輪を踏み潰し、

お前を殺しにやってくる。


吐いた雲は白い赤。

殺したお前は太陽だ。


ガガガガうるさい君たちは、

青くなってまっくら夜になる。


落ちる中、

見えた景色の中、

君の姿は見えなかった。


手のひらの夜空から、

ゴロゴロ星が飛び出てきてさ、

感覚感覚がトコトコ増えた。


死体を強姦したあの日、

きっと星に願いは届いてた。


無理やり折って、

折りたたんで、

生暖かくて、

とても暑かった。


コンクリートのシミは白くって、

僕の夜はまた終わった。


電波塔から飛び降りたあの子は、

未だ誰かの太陽か。


知らない顔のお前を殺しに、

彼らは夕日を持って殺しに、

殺して殺してやる。


汚い愛撫でみんな死ね、

暗い路地裏で。


木にまとわりついて。

死んだお前は芋虫だ。


感情をまとわせて、

潰されまどれぬお前を殺す。

百を超える貴様を殺してやる。


上がりきった肺を吐いて、

綺麗な朝日が見れたかな。


雲が刺さって色々流れて、

死にたい君の最後の言葉。


知らないね。

死ねよ勝手に。


どんどん空は暗くなって、

秋の空は涼しくて、

泣いても誰も、

知らなくて、

彼女は皆、

去っていくんだろう。


全くもって不服だけど、

死にたいのなら仕方ない。

犯して死んで終われよ。


噛まれない時、

雲を踏んで卵が割れた、

それは時の流れの悠長なのかも。


虹の空は犯されて、

レイプされた君を乗せてゆく。


指から迷彩色の髪がちぎれて、

電波の中消えてゆく。


こもれびを吸い取って、

お花を育てれば、

太陽はまた照り尽くす。


僕らを燃やす、

勢いで。


みんなみんな零れたさ、

それも縋って泣いている、

ねぇお願いだから。


朝焼けを飲み込んで



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