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音で広がるたまごっちの世界

作者: イーちゃん

幼い頃、私はゲームボーイに夢中になっている従兄弟とよく遊びました。しかし、全盲の私には画面を見ることができません。それでも、音の変化を楽しむ方法を模索し始めたのです。

ある日、従兄弟がゲームボーイをカセットごと譲ってくれました。その中の「たまごっち」に出会い、音だけで遊ぶ方法を探し始めました。友達や家族に説明してもらいながら、ボタンの配置を必死に覚えました。

右のボタンを押せば餌、その隣が電気、さらに隣が遊ぶ…。覚えていく過程では、失敗の連続でした。しかし、ボタンを押すたびに微妙に変わる音のリズムを感じ取り、少しずつ正確に操作できるようになりました。

こうして進める度に、たまごっちの世界が私の心に広がっていきました。喜びと達成感が胸に溢れてきたのです。音だけでは分からない部分もありましたが、全体の8割は自分だけで楽しめるようになりました。

たまごっちが大人になるまで育てられた時の感動は、今でも忘れられません。この経験は、私にとって大きな学びとなりました。一度覚えたことは忘れないものです。

今でも同じゲームボーイを渡されたら、遊べる自信があります。それは、時間をかけて楽しみを見つけた証だからです。

音だけで遊ぶことを諦めないでください。たとえ視覚に障害があっても、音楽や効果音の変化を感じ取りながら、楽しむ方法はたくさんあります。これからも音を通じて喜びを感じられるゲームが増えることを願い、一緒に新しい冒険を始めましょう。


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― 新着の感想 ―
[一言] 「たまごっち」は今でも親しまれているコンテンツですね。
2024/09/16 10:32 退会済み
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