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マシウス新王が現れた

「「どうかご無事で・・」」


そう言い残すとアマラとカマラは風のように走り去った。


「さて、ミエル、ライカ。俺は名乗り出るがお前たちはどうする?」


「聞くまでもないさ。これはお前のパーティーだ。一緒に行くよ」


「ほんとにもう・・さっさと行くわよ」


俺たちは雑役夫の上着を脱ぎ捨てると、群衆をかき分け広場の中央に出て行った。


ローメン将軍は俺たち3人の姿を見留めるとこう言った。


「ふむ。仲間のために名乗り出るつもりか。いい度胸だ、お前たちの名を聞こう」


「俺は戦士マーカスだ」


「僕は戦士ミエル」


「ライカ。科学者よ」


ローメン将軍は俺たちの顔をゆっくりと見回した。


「良い面構えをしているな、戦士たちよ。すまんが武装を解除させてもらうぞ」


兵士が数名走り寄ってきて、俺たちの武器と道具を取り上げた。


「誇り高き戦士の持ち物だ。丁寧に扱え」


そうローメン将軍は指示する。

どうやらそういうローメンも誇り高い軍人のようだ。


俺たちは兵士に縄で拘束され、レイナの隣に並べられた。


「ごめんなさい、皆さん。捕まっちゃって。。」


レイナが申し訳なさそうに俺たちに詫びた。


「ほんとにもう・・・」


ライカがつぶやく。



「戦士たちよ、これより新王陛下がお見えになる。お前たちの処分は新王陛下がお決めになるであろう」


ローメン将軍がそう言うと、背後の兵士の隊列がふたつに割れた。


その隊列の間から見える行政府庁舎の入り口から、ゾロゾロとモンスターたちが現れた。


居る居る、種族はキメラ、オーガ、ガーゴイル、ワーム、ワイバーン、キングオークまで居る。

しかもそれぞれが各5体のパーティーだ。


これがライカが探査した30体のモンスターか。


モンスターたちが兵士のように整列した後から、今度は巨大なドラゴンが這い出して来た。

そのドラゴンの背中には王座が設えてあり、その王座に金の王冠を被った痩せた中年男が座っていた。


・・・これがマシウス新王か。思っていたより貧相な男だ。


「王国の犬どもめ。たった4人で乗り込んでくるとは大馬鹿者だわ」


マシウス新王は開口一番にこう言った。神経質そうな甲高い声だ。


「見せしめにお前たちを公開処刑に処す」

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