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米津玄師になる

米津玄師になる

作者: 雨音ココノツ

どうも。はじめまして。雨音ココノツです。

生きていく上で、自分を騙して好きなことをせず、夢も見ず、生きた屍のようになるのかと思うと怖くて仕方ありません。今回の小説的なものが、読者様の心を動かせたら嬉しいです。良い意味でも悪い意味でも。

飯をくい、リビングにパンイチでスマホを見る。そんな馬鹿みたいな毎日を過ごしていた。夢なんか持たずにただ時間をすり減らすことになんの疑問も不安も抱かずに生きていた。米津玄師に出会うまでは。


彼と出会ったのは1年前。もちろん画面越しに。その時彼はダンス?を踊っていた。聞き慣れないリズムに聞いたこともない言葉を使う歌詞。彼の第一印象はいいものではなかった。その印象は一ヶ月後には完全にひっくり返っていた。


私は彼のファン、いや信者になった。彼の行動、彼の声、彼の思考、彼の音楽、とりあえず全てが好きになった。好きになったら必然的に沸く感情はなんだろうか。まぁそんな感情は今まで抱いことがなかったのでよくわからないが、私がこの時抱いた心は「米津玄師になりたい」というものだった。憧れとかいうちゃちなもんじゃない。米津玄師そのものになりたくなったのだ。


なれるわけない。そんなことは棚に上げ、私は考えた。そしてとりあえず髪を伸ばすという結論に至った。その後も色々考えたが、一つしか結論が出なかった。それは狂うということだった。


彼の全てを形成したのは、あの狂った心だと。私は非常に納得した。これ以外ないと。その結論があまりに抽象的ということはまた棚に上げ、今まで時間を馬鹿みたいにすり減らしてきた凡人を狂人にするために私は夢を見ました。


雨のち雨の人生

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