再生 6
「それより明日は、どんな事をするの」
「なあに此の跡地の五か所に種を蒔くだけだよ」
「さくらちゃんは、大事な行事なのって言っていたけど」
「いっちゃんが来たのなら今日は、止めて家に帰ろう」
と言ってお爺ちゃんは、道具をしまった。
次の日、朝食を済ませ、お茶を飲んで居ると
「おはようございます、失礼します」
挨拶と玄関があく音がした。
僕は、さくらちゃんだと思うと急いで玄関に出ると、そこには、いつもの赤いスカート、白いブラウス姿と違って薄い緑の格子のシャツにジーンズ、広めの帽子、まるで男の子だと思った。
僕があまりに、見つめる物だから
「なにか私に着いている」
「ウウン、いつものさくらちゃんと違う様に見えたから」
「だってお手伝いに来たのですもの、はい、お昼のお弁当」
と二段重ねの重箱を僕に渡した。
その重さに僕は、思わず
「これ全部、君が作ったの」
「ウン、私頑張ったのよ、だってこんな事でもなければ、一緒に弁当なんて食べれないもの」
「まあ上がってよ、お爺ちゃんが話をしたいって」
僕とさくらちゃんが奥の間に入って行くと
「二人共そこに座って見せたい物がある」
といって床の文箱から少し大きめのドングリを取り出した。
「これは精霊様が地球を離れる際に私に託された物だ。精霊様は、これには私の一部が詰められている種子だ。この地球上でどの様に進化するかは未知数だが我々が君達に残して行く、君達には、新しい森を作り其れが子子孫孫まで残る様な森にして欲しい。これは我々を守って呉れた森の再生を願っての事だ。と精霊様が申されたのだ。それには、私達三人が精霊様の意思をかなえる為に、森の跡地にこの種子を植えようと思う」
「お爺ちゃんこの種子は、精霊様が置いて行ったの」
「そうだよこの種子は精霊様の一部、つまりX分子が入っているそうだ」




