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精霊の森  作者: 富幸
53/60

再生 4

 僕は、返事が出来なくて、頭をコクと下げただけだった。

 内心神社の事を聞かれるかと思ったが、パパもママも関心は無かった。

 パパは朝食済ませると会社に出かけた。

 長かった夏休みも終わり二学期が始まり僕も元気に登校した。

 久しぶりの友達同士で夏休みの事が話題になった。

 僕は、友達に問われ、お爺さんのお家ですごした事を話したが鎮守の森で体験した事は、話さなかった。

 僕の話を聞いていた友達の一人が

「根本君、君のお爺さんの家って、あの円盤が出た所なの」

「・・・・・・」

「ねぇ君も円盤見たの」

「うぅん僕は、円盤は見て居ないんだ」

 僕達の話に他の子も集まりだし、僕の一言一句に耳を傾けた。

 僕は、仕方なく大きな森が無くなった事を話した。

「ねぇ、それからどうなったの」

「僕にも分らないよ、一晩で大きな森が無くなるなんて、ただ森が更地になって居た事は、事実だよ」

「根本君は、無くなった森の近くに居たの」

「うんお爺ちゃんの家の後ろが森だよ」

「根本君そんなに近くに居たのに、森が無くなった事気が付かなかった」

「うん、僕、全然気が付かなかったよ」

「根本君のお爺さんが言っていた、精霊様は故郷に帰られた、って言っているけど本当なの」

 僕は、返事に詰まって暫く考えたが有る程度事実をはなさないとこの場にいる全員が納得しないだろう、と思い出来る限りショックを与えない様に話した。

「精霊様の故郷は、宇宙で精霊様は、宇宙人だって」

 すると僕の話を聞いていた同級生の全員が、ワァーと騒ぎ出した。

 ちょうど担任の先生が入室してきて騒ぎは静まり、この事があった以降、僕のあだ名は、宇宙人、と付いた。

 季節が変わり十月の中旬の月曜日の夕方家の電話が鳴った。

 僕が出て

「はい根本です」

「アッ根本くんわたし」

「わかるよ、さくらさんでしょ、」

「わかった。電話で話すの初めてだから分らないかとおもったのに」


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