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精霊の森  作者: 富幸
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僕のお爺さん 3

 お爺ちゃんは別棟の離れに寝てる゜からこの家に居るのは僕一人だと思うと夏なのに何故か背筋゛に冷りとする気がする゜

 こんな広い部屋で一人で寝るのは初めてだと思った゜

 朝の食事を済ませるとお爺ちゃんが

「いつちゃん朝の内に宿題だけは済ませなさい。」

 と言いながら

「お爺ちゃんは裏の神様の所に居るから」

 と言って出かけました。

 僕は部屋に戻ると小机を出し宿題を始めたがそのころから外ではセミの合唱が始まりだした。

「朝起きた時は小鳥の鳴き声だったのに」

 と思いながら宿題に集中することにした。

 宿題を済ませ小机に左手で頬杖をつきながらぼんやりと庭先を見ていた。

 庭の向こうは一面の水田で遠くに民家の屋根が見えるだけです゜

 水面をわたって吹く風は少しひんやりとして気持ち良いしセミの鳴き声も苦にならない。僕がぼんやり外を見ていると低い竹垣の向こうに真赤なスカートに白の服を着たおかっぱ頭の子が歩いて来た。

 その子はチラッとこちらを見る、僕と視線があったその瞳を見た瞬間「なんて大きい眼だ」

 と思った゛その子は視線をそらすと手を口に当て「クスクス」と笑うと歩いて行った。


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