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精霊の森  作者: 富幸
37/60

その後 4

「あなたさっきお爺さんが結界を張りに行ったて言ったでしょ、結界を張るとは別世界になる事なのだから御神木も今はただの木よ」

「そうなの?」

「お爺さんだって神社に行ってはいけないと言ったんでしょだったら行ってはいけないわ」

「そうか君が言うのなら僕行かない」

「でも故郷にどうやって帰るのかしら」

「僕だって分らないよ精霊様は森の木に同化しているのに」

「でももし本当に帰ってしまわれたら私困ってしまうわ」

「どうして?」

「だって相談する事が出来ないもの」

「エッ君精霊様と友達なの」

「ウーン友達では無いけどお願い事や困った時にお宮の後ろの御神木に耳を付けると気持ちが落ち着き不思議と解決する方法が見つかるのよ」

「あーだから君はよく神社に行くのか」

「そうよだって家でも学校でも一人になれる所なんて無いんですもの」

「そうなの」

「そうよ学校では○○の委員△△の委員お家に帰れば弟や妹の面倒も見なければいけないし」

「お母さんは?」

「二年前に亡くなったのお父さんと私達五人を残してだからさっき女の子が居たでしょあの子が一番年下なのお母さんが亡くなってから私から離れないのよ」

「そうだろうね」

 僕はそう言いながら近く退院予定のママの事を思った。

 それにしても彼女は大変だと思った小学五年生で母親役をしているなんて彼女と初めて会った時僕より年上と思ったのは生活環境が影響していたのだと気が付いた。

 それにしてもこうやって二人で仲良く縁側に腰掛け話をしているなんて以前の僕には想像もつかない事だった。


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