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精霊の森  作者: 富幸
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宇宙人 2

 僕は

「今日はお願いに上がったの」

「そう願い事が出来たのよ」

 と言って少し顔を曇らせた。

 僕は、彼女の気持ちを察して

「先に用事を済ませた方がいいよ、君のじゃまをしては、いけないから僕は、此処でまっているよ」

「うん、そうするは」

 と言って彼女はお宮の参道を上がって行った。

 僕は再び石段に腰を降ろし待つ事にした。

 しばらくして参道を降りて来る足音に後ろを振り向くと

「ごめんおまたせ」

 と声を掛けながら笑顔で彼女が参道を降りて来る。

 先程とは違って明るい何時もの彼女に戻って居た。

 僕は、立ちあがると

「願い事は済んだの」

「ええ御教示頂いたは」

「君も大変だね、でも此処に来るのも久しぶりだね、旅行でもしてたの」

「旅行なんてここ二年ぐらい行った事は無いわ。だって家の用事が多くて遊びになんか行った事ないわ」

「エッ君、夏休みでしょ遊びに行かないの」

「私も遊びに行きたいと思う時もあるけど」

 と僕の方を見て寂しそうに笑った。

 僕は石段に腰掛け彼女にも

「ねーえ時間有るのなら座って話さない」

 と誘うと彼女は、案外素直に頷くと僕の隣に腰掛け

「貴方は、あれから何回ぐらい此処に来たの」

「僕毎日来ているよ」

「あきれた、毎日なの精霊様も大変だわ」

「君は久しぶりだね」

「先程も話したけど家の用事が多くて大変なの、今日は叔父様の願い事で来たのよ」

「それは巫女としての仕事なの」

「そうよ巫女だから此処に来れるのよ」

 彼女は、言外に巫女で無かったらこんな所には、来ない゜と言っている様だった。

 精霊が指摘する様に彼女の心の奥底に恐れの種が有るのかも知れない。


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