巫女の誕生 4
「いつちゃん」
と呼ばれ、その途端に僕の目の前の光景が変わり、いつもの姿の精霊が
「いつちゃん我々の話は、この辺で終わりとしよう」
僕は、精霊の言う意味が判らなくて
「どうして、終わりなの」
と聞くと精霊は、しばらく沈黙したが
「あのね、いつちゃんここから先の話は、君にはまだ少し早すぎる゜もう少し大人に成ってからの方が良いと思う」
「僕が幼いと言う事」
「うん君には、まだ早いと思う、それはここから先は、この森の奪い合いの話しになり、それは、人間の本性、つまり人の、みにくい部分の話になり、君に人の本性を見せて、君が他人に対し不信感に陥っても、我々は困るのだ」
僕は、訳が分らなくて
「意味が分らないょ」
すると男の子の精霊は、ニコッと微笑み
「これから先の話しには、この森の西と東に在る村や君の家も出て来るのだよ、君の好きな、さくらちゃんの家、つまり西畑家も事も、そんな生々しい出来事を君に見せて人間不信に陥りでもしたら、将来の守り人と巫女の不在に繋がり困る事になる。其れだけは、絶対避けなければならない」
「じゃー僕は、どうすればいいの」
「我々とすれば君に、この森の事を理解してこの森を次世代に引き継ぐ役割を願っている」
「僕に出来るかなー」
「君には、その資格か゜有ると我々は、見ている。だから我々の事を君に理解して欲しい」
「僕ますます分んなくなっちゃた」
「大丈夫今は、ただ混乱しているだけだよ」
「ウン僕今日は、帰るね、でも明日も必ず来るからね」
「僕も、明日君が来る事を楽しみにしているよ」
と精霊は、ニッコリ笑って手を振った。
僕は、神木から離れ家路に付いた。




