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精霊の森  作者: 富幸
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木霊 5

 それでも万全とはいえない。

 なにしろ地球上の植物は我々と違い寿命が短かく、それに移動手段を持たない。

 ただ植物は、種という形で風や鳥・動物を介して他の地に移動しその地で繁殖する方法を取っているが我々の考える移動とは少し次元が違った。

 しかし樹木類は数十年数百年あるいは数千年に渡り生命を維持している。

 その為環境の変化や災害に弱い

 我々五名は、それぞれ同種の樹木を選び寄生し同化していった。

 それでも万全全とは言い難い。

 そこで私達はこの森全体の同種の樹木の根を利用し森全体のネットワークを形成し樹木間移動が出来るようにした。

 これで一つの木が枯れても他の樹木に移動出来るようになり完全とは言えないまでも非常事に対応出来る体制を整えたのが約一万年前の事だ。

 まだ地球上に文明が芽生える以前の世界だ。

 だからこの森全体が我々の住みかであり我々の身体なのだ。

 この森を守り維持していく為にどの様な方法をとればよいか考えたが答えは出なかった。

 なにしろこの地球上の植物類は動物類と違って移動手段を持たないために想像以上に弱く環境が少し変化しただけで山林や原野全体が枯死してしまう事も珍しくない。

 その分植物類は種という形で子孫を残す方法を取っている。


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