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精霊の森  作者: 富幸
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僕のお爺さん 1

 僕のお爺ちゃんは、とても変です。

「どこが変だ。」

 といっても説明いできません。

 だって僕がパパやママにお爺ちゃんの事を話してもパパもママも

「もうこの子は、そんなバカな事ばかり言って」

 と信じてくれません。

 僕が小学六年生の夏休みになった時ママが゜入院をする事になり僕は、お爺ちゃんの所に行く事になりました。

 お爺ちゃんの家は、電車で三時間かかります。駅で降りて改札口を出るとお爺ちゃんが迎えに来てくれました。

 お爺ちゃんは、僕を見ると

「ママはどんな具合だ。」

 と聞いてきました。僕は返事に困って

「うん」

 と言って下を向くとお爺ちゃんは

「そうか」

 と言って僕の手を取って歩き出しました。

 お爺ちゃんのお家は駅から三〇分くらい田圃や畑の中の道を歩いて行った所にあります。

 お爺ちゃんのお家は集落から少し離れた所にあり辺りに他の家は有りません゜

 後ろは、森になって」いて古くて大きなお家です゜

 お爺ちゃんは、二年前にお婆ちゃんが亡くなってから一人暮らしです゜

 お爺ちゃんの家の後ろは大きな森になっていて昔からもののけの森とか入らずの森や切らずの森とも呼ばれ周辺の人々から畏敬の念を持って恐れられ、その深い森は太古の姿を留めています゜

 森の中には小さな神社が有りお爺ちゃんが毎日お参りしています。

 この神社には神主も氏子も無く、その森自体がお爺ちゃんの家、つまり根本家の所有だそうです゜

 僕が小さい頃一人でお社の中で遊んでいたらパパとママが探しに来て僕をひどく叱ったそうです。


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