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マナの世界の闇淵子  作者: フィルルリ
プロローグ
1/8

1話 誕生

たまに、帰ってきて!

きっと更新されてるから!

面白いからぁぁぁぁあ…

 ─ここは、マナが循環する世界。

大陸があり、海があり、生き物があり。文明が進み、活気溢れた領域。全ては、神の所業。全ては、愛された魔の行い。

今、新たなマナが世界に落とされた。




真っ暗闇の中、水滴の音だけが響き渡る。水滴は頻繁に地へと落ちては、ピシャリと地面に溜まるばかりだ。生気のない空間であるが、そこには、卵の様な“何か”があった。その“何か”は、水滴で削れた地面の窪みにちょうどハマり、全く動ける状況下になかった。もっとも、“何か”は石であるかのようで、動ける程の力はないようであった。


「ペリっ」


突然、“何か”が、独りでに微震する。それと共に小さな音が反響する。それは、割れるでもなく破れるでもない、膜が脆く剥がれたような音だ。


「ペリペリっ」


“何か”の膜は、最初の微震を合図に、徐々に破れていく。小さな音を立てながら、少しずつ。けど、確実に新しい姿を露にしていく。


…真っ暗闇が、少し明るくなった頃、ついに、“何か”は新しい姿となった。


(ポヨン)


…そう、新しいフォルムにその身を移したのだ。まん丸い、それでいて少し透けていて、中心には薄い青色の核が見える。この、ゆで卵の様な体となったのだ。

6月11日(月)~16日(土)更新予定

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