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~誰もいない~

言葉がでない。


家の前の田んぼも畑も全てない。あるのは街――だろうか近くでは大きな声で大きな男が呼び込みを掛けている。

ふと我に返り急いで窓を閉め急いでベットに入りうずくまる。


「なんだあれなんだあれなんだあれなんだあれなんだあれなんだあれなんだあれぇええええええ!」


こんなにデカい声をあげたのはいつぶりだろうか。


「いや待て、夢かもしれないそうだ落ち着け俺。こんなアニメみたいなことなんかあるか試しに頬でも叩いてみよう」


―――バチン!――


「痛い」


頬が痛い。夢では無いのだろうか


「そうだ母ちゃんならなんか知ってるかも!」


自室のドアを開けて親を呼ぶ


「おーい母ちゃーーん!」


返答は無い


「マジかよ...!」


家中探し回る。


いつも優しく声を掛けてくれた母も、厳しいけどいつも気に掛けていてくれた父も

隣の部屋でギャアギャアうるさかった妹も。


誰もいない。


「な...なんで...」


俺は広い家の中で一人佇んでいた。誰もいない家の中で。

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